河北省:インテリアデザイナー 労働教養所で迫害され激やせ
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 【明慧日本2012年11月8日】河北省唐山市に在住の法輪功修煉者・趙燁さん(43歳女性)は今年3月のある日、拘禁されていた労働教養所から河北省胸科専門病院へ搬送された。趙さんは重い肺結核、重度の貧血・栄養失調と診断され、しばらく治療を受けたが、一向に好転しなかった。そこで、教養所側は趙さんの家族に通知し、趙さんを自宅に連れ戻させた。

 趙さんは芸術デザインを学び、唐山陶磁器研究所で設計の仕事に従事し、受賞作品もある。その後、趙さんは転職し、インテリアデザイナーとして活躍していたが、30歳を過ぎた頃から、健康状態が悪くなり、短気になった。しかし、幸いにも趙さんは法輪功と出会い、法輪功の修煉を通じて健康と穏やかな性格を取り戻した。

赵烨
趙燁さん
被折磨得骨瘦如柴的赵烨
現在の趙燁さん

 去年2月25日、趙さんは神韻公演DVDを人に渡したという理由で、派出所の警官に不当に連行され、唐山市刑務所に拘禁された。3月11日、高新公安支局の国保(国家安全保衛)大隊の警官は、趙さんに労働教養1年9カ月を宣告し、趙さんに手錠をかけて、開平労働教養所に拘禁した。そして5月に、趙さんは開平労働教養所から省女子労働教養所に移送された。

 趙さんの夫は単身赴任中で、家には中学生の一人娘が残されている。趙さんが拘禁され、高校入試を控えた娘の世話をする人が誰もいない。

 趙さんは身長160センチ、入所時は顔色が良くてつやつやし、元気そのものだった。趙さんは、教養所で信仰への放棄を強いられ、奴隷のように労働を強要され、さまざまな拷問を受けた。現在、趙さんは自立生活ができなくなった。

 去年8月15日、教養所の警官は、奴隷のような労働に抵抗する法輪功修煉者たちを教養所の2階ホールに集め、監視カメラを設置していないオフィスに修煉者を一人ずつ呼んで、スタンガンで電気ショックを加えた。趙さんは一番最初に呼ばれ、胸骨、首、口などに30分間もスタンガンを当てられた。

 それでも屈しなかった趙さんは翌日、1日中立たされたが、妥協しなかった。そのため、警官は再び趙さんに30分ほど電気ショックを加えた。その後、趙さんを小さな椅子に座らせ、夜になるとホールの地面に寝かせた。そして、他の人との会話も許さなかった。

 ホールで3カ月間寝かされた趙さんは、右腕の神経が損傷し、筋肉が萎縮して力が入らず、洗濯もできなくなった。趙さんは病院で検査することを要求したが、教養所の医者は「骨が折れていないから、大丈夫だ」と言った。その後、趙さんの家族は、教養所側に趙さんの治療を求めたが、教養所側は「もう治った」と騙した。

 去年12月、上層部の人が教養所に来たため、趙さんはやっと部屋で寝ることを許された。しかし、趙さんの健康状態は急激に悪化し、咳をして痰が出て、聴力も落ち、とても痩せこけた。

 今年のはじめ頃、趙さんは食が進まず、下痢や黒ずんだ痰が出て歩行困難となり、幻覚が現れ、いつもぼんやりしていた。

 その後、栄養不良と下痢で、脱水症状が現れた趙さんは、意識を失うことがしばしばあった。

 今年3月1日、危篤の趙さんは教養所の医務室に宿泊させられ、数日間も点滴を受けたが、一向に回復しなかったため、施設外の病院に搬送された。

 3月14日、情報を得た趙さんの家族は教養所に行った。教養所側は趙さんに一時出所の手続きをさせ、40度の高熱が出て意識がもうろうとし、体重が20数キロしかない趙さんを、家族に連れ戻させた。

 その後、家族は趙さんを病院に連れていき、数万元もかけて治療させたが、趙さんの健康は回復しなかった。

 趙さんは教養所の迫害により、1年足らずで自立生活ができなくなった。それでも、教養所側は「毎月、趙の状況を報告せよ」と家族に命じたという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/10/28/264576.html)
 
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