河北省:優秀教師が何度も不当連行・拘禁される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2012年11月22日】河北省遷西県の第一中学校(中高一貫校)の教師・杜学軍さん(50歳女性)は今月3日午前、商業局を定年退職した張瑞英さんとともに、白廟子郷派出所の警官に身柄を拘束された。翌日、2人は唐山市第一留置場に移送され、不当に拘禁された。

 杜さんは1997年、『転法輪』を読んだ後、本の中の道理に心服し、法輪功を学ぼうと決意した。修煉して間もなく、長年患っていた持病が消え、全身がとても軽くなったと感じ、法輪功が素晴らしい功法だと確信した。それ以後、杜さんは「真・善・忍」に基づいて自分を律し、人のことを先に考え、名利を求める執着心を捨て、教師としての責任を常にもち、教育へ情熱を注いできた。

 杜さんは10数年来、常に高い教育水準で高校3年生を担任し、時には学級主任も兼任し、学校の中核的な教師であった。杜さんはどんなクラスでも、雰囲気が良く、秩序の良いクラスに変えることができ、腕白で騒ぎをよく起こす子供でも、みな杜さんと良い友達になった。杜さんは教師として、非常に責任感が強く、また成績の優劣にかかわらず、全ての学生に平等に接し、学生を尊重し、学生に対して真実のことを言い、信頼に応え、勉強以外にもさまざまな面で支援していた。

 しかし、1999年7.20、中共(中国共産党)は法輪功への弾圧を開始した。中共当局は全国のメディアを利用し、一斉に法輪功に対し、誹謗中傷を浴びせた。その偽りの宣伝を聞き、騙された同僚や学生は法輪功がとても恐ろしいものだと信じるようになった。杜さんは同僚や学生に対し、法輪功は「真・善・忍」に基づいて人を導き、「人に善を教え、まず人のことを考え、良い人を目指し、悪いことをしない」と説明し、「天安門焼身自殺事件」の真相を伝えた。

 法輪功の真相を話しただけで、杜さんは校長と法輪功の真相を知らない人に通報された。その後、県教育局と学校から警告処分を下された。県610弁公室も杜さんに対し、連行・拘禁・洗脳などの迫害を繰り返し、杜さんの正常な授業をずっと妨害していた。

 2000年の秋、杜さんは通報され、県610弁公室に連行され、県留置場に10日間拘禁された。2004年10月20日、また県公安局に不当に家宅捜索を受けた。同年11月16日、610弁公室は杜さんを含む4人の法輪功修煉者を唐山洗脳班に送った。修煉者たちは洗脳班で2カ月間迫害され、耐えられないほどの精神的な苦痛を受けた。その迫害で、女性教師・郭慧青さんが精神に異常をきたしたという。

 杜さんは長年、中学校の教師として勤め、教育者としての、また人としての品格に優れ、学生、校長、同僚の教師からも高く評価されている。杜さんは今学期も高校3年の数学を担当していたが、そんな良い人が今月3日、突然に身柄を拘束されたという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/11/265338.html)
 
関連文章