遼寧省:法輪功修煉者が刑務所で迫害され重症
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 【明慧日本2012年12月3日】遼寧省瀋陽市の法輪功修煉者・劉志さんは省の女子刑務所に拘禁され、1年以上が経過した。劉さんは法輪功を学び、「転向」を拒否したため、刑務所でひどい迫害を受けた。現在、劉さんはやせこけて、手足を動かすことさえできず、息も絶え絶えの状態に陥っている。家族はこれまで何度も刑務所に劉さんの釈放を求めたが、毎回拒否されている。憤慨した家族は先月28日、省の刑務所管理局に行き、横断幕を掲げ、同刑務所での迫害事実を調査するよう要求した。

  先月15日、家族は劉さんと面会した。劉さんはすでに車椅子にもじっと座ることができず、面会していたわずか10数分間に、2回も車椅子から滑り落ちた。その都度、受刑者2人に車椅子に引きずり上げられたが、手足が垂れ、頭を持ち上げることもできず、話すことさえ困難だった。劉さんの状態を見て、兄はすぐに解放を求めようと思い、刑務所副所長の事務所へ行こうとしたが、管理棟の1階で警官数人に阻止され、殴られた。その後も家族は何度も刑務所側に要求したが、刑務所の責任者には一度も会うことができなかった。

  その1カ月前の10月18日、家族が劉さんと面会した際、劉さんは車椅子に座ることができ、元気で、よく話をしていた。劉さんの足が腫れていたので、娘が26センチの靴を買って渡した。しかし面会後、警官が「お前たちの告訴状を読んだぞ」と言った。そこで家族は、警官がその報復のため、この1カ月間、劉さんにひどい拷問を加えたのではないかと疑っている。

  劉さんは昨年7月12日、自宅前で警官6人に不当に連行され、省の女子刑務所に拘禁された。刑務所では殴打され、罵倒され続け、秋になって歩行困難になった。その時から、病気治療のための一時出所を求めていたが、刑務所側は劉さんが転向しないという理由で釈放を拒否してきた。

  先月28日、重症に陥っても劉さんは解放されなかったため、家族は刑務所管理局へ、刑務所の迫害行為を訴えた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/30/266042.html)
 
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