明慧法会|法が心にあれば、きっとできる
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文/天津市の大法弟子 金童子

 【明慧日本2012年12月6日】偉大なる師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは!

 投稿文章を書いている時、きちんと修めていない部分が多く残っているのでとても恥かしく思い、何度も投稿を止めようかと思いました。発正念をしている間も、大法からいただいた正念と英知をもってどのように世間に真相を伝え、人々を救うにはどうしたらいいかと考えていました。その時、職場で真相を伝えた過去の経験を思い出しましたので、書き出して同修の皆さんと分かち合いたいと思います。

 農村に住んでいる私は定職がありませんでした。畑仕事は少ないので暇な時は工場で働いていました。仕事の環境が転々としたので、多くの人に接触でき、多くの衆生に真相を伝える事ができました。

 法を得て既に10年以上経ちました。不当な拘置や判決、また不慮の家庭の事故などを経験しました。周囲の皆は私が法輪功を修煉していることを知っています。ある工場で働いている時でした。現場監督が私の履歴を知り、苦い顔をして絶対に笑顔を見せませんでした。隣の村から集まっている労働者達も大法を理解しませんでした。頭の中には負の思いばかりが入って、私は現場監督の前で自分に不利な言葉ばかり言っていました。回りの人は「現場監督に声を掛けないほうがいいよ。あなたが法輪功を修煉していると知っているので、とても反目している。もし、また法輪功のことを口にしたら解雇すると言っていたので絶対に話さないでね。あなたの声すら聞きたくないとまで言っていた」と噂をしていました。しかし私は穏やかに笑いながら「大法が心の中に入っているので絶対によくやって見せる」と泰然としていました。

 私は良い人になろうとしていました。休息時間に他の人が休憩を取っている時も、私は濡れた床を拭きました。現場監督は厳しい口調で私を叱責してあら探しをしました。同僚が「休んでいれば何でもなかったのにね。善い人が良いことをしているのに逆に叱られる。さすが修煉者だ、よく我慢できて気にならないね」と私に同情してくれました。力仕事は誰もやりたがらないので、現場監督は非常に困っていました。そういう時、私は積極的に引き受けるようにしました。ひ弱そうに見える私が、かなり大きなバケツを高い所まで軽々と持ち上げて実に力持ちでした。だんだん他人がやりたがらない仕事を、上司が申し訳なさそうに私に頼んできました。私は毎回二つ返事で喜んで引き受けました。

 職場には専属運転手がいました。彼も私が法輪功を修煉しているのを知っており、いつも私に疑問を投げてきましたが、私はいつも我慢強く答えるようにしていました。しかし彼は「天は中共を滅ぼす」ということを信じることができず、口から出てくるのは党文化に影響されたものばかりで、その上、党の歌も好きで口ずさんでいました。その時私は師父が説かれた「今の人は本当に救いがたいのです。彼の観念に合わせて、彼の気持ちに沿って話してはじめて、耳を傾けてくれます」(『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』)を思い出し、彼に微笑みながら「一つの物語があるよ」と穏やかに話しました。

 それから私は、古代の言い伝えをもって彼の思想を開こうとして、極力正面衝突を避けました。それにしても職場では、多くの同僚が故意に大法に対して正しくない話題をしてきました。私は現場監督の支持を得られないだけでなく、同僚にも認めてもらえませんでした。しかも一部の人はわざと私を攻撃してきました。私は師父が説かれた「理智をもって法を実証し、智慧をもって真相をはっきりと伝え、慈悲をもって法を広めて世人を救い済度する」(『精進要旨(二)』「理性」)を思い出しました。

 このように複雑な人間環境の中で、私は大法を修めて得た慈悲と英知をもって直面しなければならず、心を静め、にこやかに彼が受け止められそうな物語を聞かせました。そのうちに彼も笑顔に変わり、周囲の人々も笑うようになりました。とうとう現場監督も笑顔を見せてくれるようになりました。それからの日々は、毎日のように必ず一つの話題について議論して真相を伝えました。社内の専属運転手は私と会う度に「法輪功は素晴らしい」と大声で言うようになりました。

 ある日、ガラスの破片が足に刺さり、血が止まらなくなりました。同僚達は絆創膏を貼るようと勧めましたが、私は「もう治ったよ。絆創膏なんか要らない」と軽く言いました。現場監督はそれを聞いて「信じられない。傷口がこんなに早く治るなんて。本当かどうかをナイフで確認してもいいか?」と憎々しげに話しました。私が「ほら見てご覧なさい。絆創膏は本当に要らないです」と傷を見せながら答えました。私の一言を聞いて現場監督は「本当に負けず嫌いなやつだ」と言いながら手で傷口を強く押してきました。その場にいた皆は「不思議だ! 素晴らしい!」と叫び、驚きの表情を隠しませんでした。中の一人が私に「現場監督はちょっとやり過ぎだけれど、あなたも強がらずに言葉を改めればいい。本当にナイフを持って来たらどうするの? さすがに修煉者でなければここまで我慢できないね」と話してくれました。しかし私は「本当に治ったのです。嘘は言いません」と最後の意地を見せました。

 ある日、私と現場監督の2人だけしかいませんでした。お客様が現場監督に用事があって見えていました。そのお客様は私を見て「あ、あなたの顔は」と軽く私の顔に触りながら話しました。「汚れでも付いているのですか?」と聞くと、お客様は慌てて「どうして顔色がそんなに透き通っているの?」と聞いてきました。「法輪功を修煉しているからです」と私はホッとして答えました。そばにいた現場監督は「法輪功の修煉者なら100人以上会ったことがあるが、あなたのような顔色は今まで見たことがなかった」と信じられなさそうに話しました。「修煉者の状態はそれぞれ異なっていますが、『肌のきめが細かくなり、色も白くなり赤みがさしてきます』という『転法輪』の教えがあります」という説明を聞くと、監督は黙りました。

 ある日、私用のため一時帰宅しました。いつもの社内専属運転手と業務担当は、自発的に私のやり残した仕事を進めてくれました。再び会社に戻ってきた時、現場監督と同僚が「何か不思議な功でも発したのか。彼らは一生懸命に働いていたよ。本当に真剣そのものだった」と嬉しそうに私に話しました。普段は法輪功を絶対信じないと主張している同僚まで、私の透き通った顔色を見て「明日から私も法輪功を修煉しようかな」と態度が変わりました。私がすぐその場で「法輪大法の学習者は、一定期間の修煉を経ると、表に現われる大きな変化として、肌のきめが細かくなり、色も白くなり赤みがさしてきます。年配者は、皺が減り、ほとんど消えてしまう人もいます。これはよく見られる現象です」(『転法輪』)と暗誦を始めました。

 普段は法輪功に対して非肉の言葉しか口にしない同僚は「法輪功がこんなに素晴らしいとは思わなかった。あなたは実際に身をもってその素晴らしさを感じさせてくれた。周囲からの冷たい言葉や理不尽な待遇は修煉者でなければ我慢できないと思うよ。あなたは法輪功を修煉しているからこそできたと感心しています」と心から大法を認めました。その同僚は「実は、法輪功を修煉しているという理由で現場監督があなたを解雇しようとしたが、専属運転手が『私は許さない!』と強く反対していたよ」と、私の知らない秘密を教えてくれました。

 徐々に同僚が私の近くで働くようになり、職場の環境がすっかり変わりました。現場監督も苦い表情がなくなり、冗談交じりの会話もするようになりました。職場は和気藹々の和やかな雰囲気に満ちてきました。お正月休みを迎えようとしたある日、現場監督が「年明けにはまた戻ってきて」と突然話しかけてきました。他の同僚は戻る保障がないのに、皆は「さすがだ! 高く評価されるのは当たり前だね」と笑いながら私に話してくれました。私は内心で、きっと現場監督はもう真相が分かっていると信じました。

 ある時、通りすがりの主婦に真相を伝えようとしました。彼女は逆に「どの村に住んでいるの?」と聞きました。私の答えを聞くと、彼女は突然笑い出して「あなたの事はとっくに知っているわよ。毎日主人(社内専属運転手)が帰宅したらあなたの事ばかりを聞かせてくれるの。頭の中にあなたの事がいっぱい入っているよ」と話しました。「こんなに良い声をしているのは良い人に違いないなと思っていたが、思った以上に良い人だ!」と言いました。私はあわてて「私が良いのではなくて師父が素晴らしいのです。法輪大法を学んでいるから上手に話せるようになったのです。修煉は『善』を修めなければなりません。『真、善、忍』の基準に沿っているから良い感じを与えられるのよ」と説明しました。

 師父は私が真相を伝えたい心をご覧になり、法を実証する機会を按排してくださいました。また大法の力で自分が周囲に良い印象を与えられるようになり、大法弟子の威徳を樹立することができました。大したことをしていないにもかかわらず、こんな良い評価をいただけて今日の栄誉を得られたことを、師父に感謝いたします。大法に感謝いたします。同時に私自分自身はその過程から充実感を得ることが出来ました。

 今はその職場から離れていますが、いつ行っても現場監督と同僚は温かく私を迎えてくれます。真相資料とDVDを渡しても現場監督と同僚達はとても喜んで受け取ってくれます。ひとりの生命がまた助かり、良い未来を選択しました。

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/25/249479.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/11/28/129744.html)
 
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