大連市:銀行員に不正裁判が開かれる
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  明慧日本2012年12月9日】遼寧省大連市の沙河口区裁判所は先月21日、法輪功修煉者・王建さんに対して不正な裁判を行った。王さんの弁護士は法廷で「法輪功修煉者は無罪だ」と弁護し、厳しく指摘した。法廷側は何も言えず、慌ただしく閉廷した。

 今年7月6日、大連市政法委員会(610弁公室を直轄する組織)、610弁公室、公安局は十数カ所の派出所の警官に指示し、大連、金州、開発区などの70人あまりの法輪功修煉者を不当に連行した。

 王建さんは大連市商業銀行沙建支店の職員である。7月6日朝の出勤時、中山区の国保(国家安全保衛)大隊に連行され、姚家留置場に拘禁された。警官は王さんから鍵を奪い、王さんの自宅に侵入した。数人の警官が王さんの父親を監視し、パソコン、プリンタ、法輪功の関連書籍、人民元数百元など、家財を没収した。さらに、王さんの衛星テレビのアンテナを持ち帰り、通勤用の車も不当に差し押さえた。

 沙河口区裁判所は弁護士や家族に知らせないまま、11月20日に王さんに対して秘密裏に開廷しようとした。弁護士は11月 16日に王さんと面会した際に、やっとこのことを知り、大連市検察院と交渉し、裁判所は仕方なく1日延期した。

 21日10時ごろ、家族は法廷で青白い顔をした王さんとやっと会うことができた。弁護士は王さんが法輪功を修煉することはいかなる法律も犯しておらず、警察・検察・裁判所が、王さんの連行から裁判までの過程で行ったことこそ、すべてが違法であると指摘した。弁護士の弁論が終わると、傍聴席から雷鳴のような拍手が沸き起こった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/11/28/265974.html)
 
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