明慧法会|「法輪功の現場」(二)
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―― 正々堂々と修煉する道で邁進する

文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2012年12月19日】

 四、自分をしっかり修めてはじめて人を救うことができる

 心と念が正しければ、外部環境も自分によって正されて、自分をしっかり修めてすべての人心を放下したならば、妨害やトラブル、面倒なことが自然に少なくなることは、修煉において私が最も深く体験したことです。

 迫害が始まってから、私は3回も上京して大法を実証したため、地元の洗脳班に入れられたことがあり、私に対する迫害は家族まで傷つけました。勤め先の幹部である夫はメンツを重んじ、またとても小心翼々な人です。私のために勤め先でよく上司に怒られて脅された彼は、家に帰ったら私に八つ当たりして、修煉を止めないと離婚すると宣言しました。

 このような状況に直面して、私はどうしたら良いでしょうか? ただ自分をしっかり修めて、はじめてこの現状を変えられると思います。それから、私は徹底的に変わりました。夫と姑の過ちを非難しない、すべての家事を一人で担って不平不満を言わない、夫が実家にお金を送る時に彼のやり方を尊重して、どんなに大きな損をしても反対しない。夫が風邪を引いて咳が出たら、私は梨を買ってきて、皮を剥いて小さく切って、砂糖をかけて爪楊枝を挿して彼にあげました。このようにして、だんだんと夫は私の学法煉功に口出しをしなくなりました。私はまた、夫に大法の真相DVDと師父の説法ビデオを見せました。1年経って、夫はすべての真相DVDを見てから、徹底的に大法と師父に対する印象が変わりまし た。

 ある日、仕事から帰ってきた夫はにこにこして、私達が住む団地を管轄する共産党書記との会話の内容を私に教えました。その書記は夫の名前を呼んで、

 「×××さん、奥さんが法輪功を修煉してから、あなたの家庭に何か良いことでもあったのですか」

 「以前はけんかをすると、彼女はとても強くていつも私を圧倒します。今、彼女を殴っても罵倒しても、一言も口答えをしません。また以前は、嫁姑関係がとても悪かったのですが、今、彼女は息子の私よりも母に優しいです。それに、以前の彼女はとても病弱でしたが、今は牛ぐらい健康になっています」

 書記が聞いたら、「それは良いですね。今後、上から法輪功取り締まりの命令があっても私は従いません」と言いました。本当にそれ以降、私達が住む団地で、法輪功修煉者を洗脳班や労働教養所に連行する事はほとんど起きませんでした。ある日、警察が団地に来て、告発された法輪功修煉者3名(私を含めて)を連行しに来たと言いました。その書記が警官らにご馳走して、「ここの3人の法輪功修煉者に対する教育を私に任せてください」と言って、彼らを帰らせました。

 五、教訓をくみ取って、さらに努力する

 師父は『各地での説法二・二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法』で、「以前既に話しましたが、実は常人社会で起きた全ては今日においても、皆大法弟子の心によって促成されたのです」とおっしゃいました。

 大法の修煉は厳粛なことで、心性の難関を乗り越えられない時も多々あります。例えば2002年秋、娘は高校に進学しました。学校である男子生徒が娘に好感を持つようになりました。私はそれを知った後、男子生徒の保護者を呼び出して、保護者同士で一緒に二人の恋愛を阻止するつもりだったのですが、意外にも向こうの保護者と口論になりました。当時、娘に対する情が重くて、情を放下して娘を教育するべきだと私は悟っていませんでした。その心性の関を乗り越えなかったため、次の関が追うようにすぐ来ました。娘が学校でものを盗んだと陥れられ、その件に対応する時、私はまた心性をしっかり守れませんでした。

 知人は夫の会社の得意先で、よく夫の所在部署に余分の収入を要求します。夫はすでに慣例を破ってできるだけ彼女の要求を満足させていましたが、彼女はまだ不満を持って、我が家に来て騒ぎ出し、門のところで生ごみを散らかしました。このように4カ月連続で、4回も生ごみを散らかしました。最初の3回は、私はとても腹が立ちました。4回目の後、これは自分の心性を高めるためだと私はやっと悟って、怒りませんでした。

 以上の事はみな10年ほど前のことですが、思い出すたびに恥ずかしくなります。長年、学法して向上してきた今の私は、怒ることさえ忘れて、出来なくなったようです。考えてみると、常人の次元は汚い考え、人を害し己を守る私心、愚かな観念、およびそれに導かれて起きた困難、面倒、苦しみ、病気の苦痛ないし死、天災人災などに過ぎません。そのようなことの中で怒ってもどんな意味があるでしょうか? 去年、娘は事情があって私から10万元(約150万円相当)を借りて間もなく、娘の姑は娘に10万元を要求しました。それを聞いても私は全然怒らず、大法の法理と親孝行の道理を娘に話し、結局、娘は姑とけんかをせずに、家庭内の紛糾を免れました。

 法を正す時期の大法弟子として、真相を伝えて衆生を救う重大な使命と責任を担っているので、家族や親戚を相手にする時も、その他知らない人を相手にする時も、トラブルと魔難に遭ったら、まず冷静に自分の内に向けて不足を探して自分を修め、たとえ自分の本意と違っても、その時に法の要求に従って対処しなければなりません。そうすると後になって後悔することはなく、自分を責めて心を痛める苦痛を嘗めなくて済むことができます。真・善・忍に従って無私無我の良い人になってこそ、はじめて大法に円融することができ、より多くの人を救うことができるのです。

 (完)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/9/248909.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/11/29/129759.html)
 
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