四川省:農民が受けた迫害事実
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 【明慧日本2012年12月21日】四川省攀枝花(はんしか)市仁和区の韓応成さん(56)は誠実な農民である。韓さんは法輪功を学んでいるという理由で、中共(中国共産党)当局に何度も不当な家宅捜索、連行、拘禁、実刑など、さまざまな迫害を受け、心身ともに苦しめられた。韓さんの母親は息子が迫害されたことに強いショックを受け、韓さんの拘禁中に無念の思いを残して、この世を去った。

 1999年7.20、中共政府が法輪功への弾圧を開始した日、仁和区の警官は法輪功修煉者の家を一斉に家宅捜索した。韓さんの家も捜索され、家財を没収された。

 1999年12月24日、韓さんは市政府に行き、法輪功の真相を伝えた。そのことで、罰金を科され、10日間拘留された。

  2000年のある日、韓さんは強制連行され、洗脳班に送られ、10日間拘留された。

  同年6月15日、韓さんが街で法輪功の真相を伝えるチラシを配ったため、区公安局の警官が韓さんの家に押し入り、韓さんを不当に連行し、自白を強要した。その後、韓さんは留置場に7カ月間拘禁され、1年の労働教養処分となり、綿陽市新華労働教養所に移送された。警官は教養所に行く交通費として、200元を請求した。母親は息子の拘禁にショックを受け、息子に会うことを願いつつも叶えられず、健康状態が悪化し、ついに会うこともなく死亡した。

  2003年3月18日夜、韓さんなど法輪功修煉者9人が法輪功の真相チラシを配っての帰りに、区公安局の警官に連行された。韓さんは留置場に2カ月間拘禁された後、2年の労働教養処分で、再び綿陽市新華労働教養所に収容された。

  教養所で韓さんは睡眠を奪われ、罵倒、殴打され、直立不動やしゃがむ姿勢で立たされるなどの迫害を受けた。

  2008年7月22日午前9時ごろ、警官数人が韓さんの家に突然侵入し、不当に家宅捜索を行った後、韓さんを連行した。公安局で韓さんは尋問され、記録用紙に署名を強いられたが、拒否した。その後、市留置場に移送された。

拷問の実演:吊るし上げられる

   留置場に拘禁中、韓さんは3回も区公安局に連行され、拷問された。窓を背にして、両腕を吊るし上げられたり、トラの椅子に座らされたり、頭部を叩かれたり、皮靴で蹴られるなど苦しめられた。このような拷問中、韓さんはいつも、汗まみれになり、気を失うこともあった。また、警官に「署名しなければ、お前の鼻や目に唐辛子の水や塩水を入れるぞ」と脅迫された。

   2009年2月5日、韓さんは裁判所に懲役3年の不当判決を言い渡され、五馬坪刑務所に収容された。

   刑務所で、韓さんは警官に指示された刑事犯に24時間監視された。壁に向かって夜中の3時まで立たされることもあった。朝5時には起床。食事の量もごく僅か、体罰も加えられた。真冬に薄着で直立不動で立たされ、全身が震えて硬直し、手足に凍傷ができた。さまざまな手段でさんざん苦しめられ、また侮辱された。

   韓さんは刑期満了になったが、数日間延長され、その後、帰宅させられたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/12/9/266378.html)
 
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