【明慧日本2012年12月22日】湖北省武漢市の法輪功修煉者・崔海さん(64歳女性)は中共18大(中国共産党第18回大会)開催前、市公安局の警官に秘密裏に連行された。家族は崔さんの安否を非常に心配している。
失踪して2カ月後の先日、市公安局から突然、家族に電話があり、「崔海を逮捕した。着替えを持って来い」と言われた。家族はすぐに着替えを持って行ったが、崔さんには会えず、崔さんが拘禁された場所さえ教えてもらえなかった。
崔海さんは江蘇省鎮江市出身で、小さい頃から湖北省戯曲学校に入って勉強し、卒業後、軍隊に入った。その後、武漢市のある会社に転職し、会社の幹部になった。崔さんはとても有能で広州の支社長に任命され、会社に大変貢献した。しかし、過労のため病気になり、胆石症、重症の胃や婦人科係の病気などを患い、さまざまな治療を受けたが、効果がなかった。失意のどん底に落ちた崔さんは、自ら死後の手配をした。
1996年、崔さんは縁あって法輪功と出会い、法輪功を学び始めた。その後しばらくして、患っていた病気がすべて完治し、健康を取り戻した。仕事に復帰できた崔さんは献身的に働き、その仕事ぶりは上司からも同僚からも称賛された。
しかし、1999年7.20以降、崔さんは法輪功を学んでいるという理由で、中共当局にさまざまな迫害を加えられた。法輪功の真相を伝えるために省政府に陳情に行き、2回市公安局に連行された。漢陽第二留置場に3カ月拘禁されたことがあり、警官は家族から5千元をとって、崔さんを解放した。
2000年5月13日、崔さんは北京へ行き、法輪功の無実を訴えたが、天安門広場で連行され、地元に送還されて市第一留置場に拘禁された。その後、江漢区裁判所に懲役3年の実刑判決を言い渡され、省武漢女子刑務所に収容された。
刑務所で、崔さんは夏の太陽の下に48時間連続で立たされたり、睡眠や入浴を許されなかったり、手錠をかけられて窓に吊るし上げられ、8日間睡眠を許されず、膝から足先まで腫れ上がったこともあった。崔さんはいつも重労働を科され、深夜まで洗脳されるなど、さまざまな迫害を受け、骨と皮ばかりに痩せてしまった。
その後、崔さんは出所して帰宅したが、地元の610弁公室の警官に嫌がらせをされたり、また年金の支給を停止されたりした。2008年の北京五輪期間中、市公安局の警官に脅迫されたり、連行されそうになったこともあった。
今年9月6日の朝、警官が崔さんの住んでいるマンションの前、階段、出口に待ち伏せして、崔さんの家の電源のブレーカーを3度も落として、ドアを叩いたりした。連行を避けるため、崔さんはやむを得ず家を離れた。
警官は崔さんが家にいないことを知って、方々を探しまわった。10月中旬、崔さんの子供2人が警官に脅迫され、崔さんの居場所を聞かれた。10月17日夜、警官は崔さんの自宅と妹の家の家宅捜索を行い、パソコンや法輪功の関連書籍などを没収した。その後、警官は崔さんを秘密裏に連行したという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)