【明慧日本2013年1月13日】遼源市竜山区に在住の劉井君さん(41歳男性)は、1998年9月に法輪功を修煉するまで、胸椎骨結核症など多種の疾病を患い、腰の激痛で体が湾曲し自力での生活ができず、極度の苦痛に苛まれていた。劉さんは法輪功の修煉を始めて以来、常に法輪功の「真・善・忍」の教えに従って自己を律し続け、病院での治療を受けることなく、心身ともに回復した。劉さんは法輪功の修煉に精進し、多くのよい行いをしたことで知られていた。ある時、劉さんは交通事故で倒れた老人を見て病院へ運んだが、老人の家族から加害者と誤解され、損害賠償を請求された。しかし、決して裕福ではない劉さんは誰を恨むことなく、約2000元を家族に渡した。また劉さんは商売で以前、高く売ってしまった商品価格の差額を自主的に客に払い戻したり、顧客が落とした数万元の金に気づくとすぐに待ち主の家に駆けつけ、拾った金を返したこともある。
劉井君さん
しかし、このような良い人が中国共産党の卑劣な弾圧政策のもとで迫害を受け、罪もなく不当判決を下された。
去年7月1日午前、劉さんと妻の康立敏さんは自宅で不法に連行された。一方で劉さんの息子・劉キンさん(17)は翌日の深夜1時頃、一緒にいた修煉者6人と共に一斉逮捕された。また、劉さん一家はパソコンやプリンタ・貯金・ほとんどの家財を没収され、大きな損害を被った。
拘禁中、劉さんは残酷な拷問を受けた。劉さんは他の修煉者の個人情報を言うよう脅迫されたが、頑として口を閉ざし、そのためスタンガンの電池が切れるまで電気ショックを加えられ、全身に重傷を負い血だらけになるほど暴行され、急所を思い切り蹴り上げられるなどの拷問を受けた後、罪もなく遼源市留置場に収容された。この迫害に加担したのは、遼源市公安局南康支局と遼源市公安局の警官などである。
11月27日、留置場は施設内に臨時で裁判所を設置し、劉さんに対して弁護士も傍聴人もない状況で秘密裏に不公平な裁判を行い、懲役11年の不当判決を下した。
現在、劉さんは依然として釈放されず、遼源市留置場に監禁されている。また、妻の康さんは執行猶予を宣告された。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)