山西省:人権派弁護士が上訴、検察は「法輪功なら誰でも捕まえる」
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 【明慧日本2013年1月13日】山西省陽泉市平定県の法輪功修煉者・王巧蘭さんは中国共産党による法輪功への弾圧の被害を受け、獄中で9年間にわたって不当に監禁され、拷問により壮絶な迫害を受けてきた。

 昨年11月6日午後5時ごろ、王さんは河北省石家荘市で、帰宅途中に平定県610弁公室のメンバーに捕まった。その時、この騒ぎに集まった民衆から「勝手に人を捕まえてはならない」と阻止した人がいたが、610弁公室のメンバーは「不服なら警察に通報しろ」と言い張り、その場を去った。しかし、王さんが令状もない逮捕に遭ってから3日後になって、司法部門は裁判などもなく王さんを直ちに陽泉市留置場へ収容した。

 家族側は、王さんが入所して以来、断食を続けて体調が悪くなっており、命に危険があるのではないかと大変心配している。一方で、県の検察庁は「王は共産党の社会主義に背いている」として今回の逮捕を命じたうえ、家族の依頼を受けた弁護士に「法輪功をやめなければ、誰でも逮捕して判決を下す」と言い、弁護士の上訴を却下しようとした。

 王さんは1999年7.20以降、法輪功を学ぶ自由を求め、北京の陳情機関や各司法部門を往復した。しかし、これを理由に中共当局から一連のひどい迫害を加えられてきた。その結果、王さんは強制連行され、引き続き数カ所の刑務所に監禁され、前後9年にわたって獄中生活を強いられてきた。その間、40日間以上も睡眠をはく奪されたり、長時間小さい椅子にじっと動かずに座らされたり、炎天下の日は屋外で太陽の日差しに晒されるなど、各種のひどい拷問を受け尽くした。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/1/10/267630.html)
 
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