河北省:11年不当拘禁の銀行職員 釈放後も監視続く
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  【明慧日本2013年1月18日】河北省保定(ほうてい)市朝陽路に在住の法輪功修煉者・李明濤さん(41歳男性)は昨年12月19日、懲役11年の刑期を終えて出所したが、李さんは帰宅しても、絶えず中共(中国共産党)当局に嫌がらせをされ、監視され続けているという。

 李さんは邯鄲(かんたん)市建設銀行に勤務し、銀行の宿舎に住んでいた。李さんは法輪功への信仰を堅持しているという理由で2001年8月25日、同市邯山(かんざん)区公安支局の警官に不当連行され、家にあった法輪功関連書籍、現金、個人の預金通帳などを没収された。

 公安支局で警官は、李さんを20数日間にわたって残酷な拷問を行った。李さんは手錠をきつくかけられ、スタンガンで全身に電気ショックを加えられ、長時間吊るし上げられ、睡眠をはくだつされるなどの迫害を受けた。そのため、李さんは手錠手首に食い込み、手足、腕も腫れ上がった。その後、市第一刑務所に移送された李さんは、再び拷問され、数回、灌食された。

酷刑演示:上绳吊铐

 拷問の実演:吊るし上げられる

 市刑務所で2年3カ月間も不当に拘禁された李さんは2003年7月3日、邯山区裁判所で秘密裏に裁判を開廷され、懲役11年の実刑判決を宣告されたが、中共当局は判決の結果を李さんの家族に知らせないまま、同年11月13日、李さんを石家荘第四刑務所に拘禁した。

 刑務所で李さんは独房に監禁され、受刑者3人に監視された。李さんは部屋の隅で小さな椅子に座らされ、昼夜を問わず目を閉じることを許されず、警官に「お前も刑務所に入っているぞ。信仰を諦めよう。お前が何を考えているのかわからないが、とりあえず「修煉しない保証を書け」と言われた。李さんは警官の要求に従わず、刑務所の迫害に抗議した。しかしその後、警官は李さんに長期にわたって手や足にかせをつけ、繰り返し殴打しながら、警官・趙軍は李さんの左手の薬指と小指の爪に針を差し込んだという。

酷刑演示:针刺指甲

拷問の実演:爪に針を刺す

  李さんが拘禁されている間、刑務所側は李さんが刑務所で受けた迫害を暴露しないように、李さんと家族の面会も殆ど許さなかった。李さんは帰宅した当日、地元派出所の警官に「顔写真を撮るから、派出所に来い」と言われたという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/1/11/267627.html)
 
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