北京市:不法警官による市民への迫害・生活妨害の実態
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 【明慧日本2013年1月18日】北京市に在住の法輪功修煉者・司西綏さん(38)は昨年9月27日深夜1時頃、勤務先で夜勤中、海澱(かいでん)区永定路派出所の警官に不当連行された。
 
 同年11月28日、裁判所ではない北京市人民政府行政再審部門の応接室で、労働教養2年を宣告された。
 
 今年1月8日、上記の再審部は、被告人による口頭弁論を実施せず、さらに被告側の弁護士の弁護も許さない状況下で原審を維持した。その間、弁護士は何度もこの部門を往復し、起訴に立件した書類を見せてほしいと要求したが、そのたびに、各種の口実で「書類は見せる必要がない」と言って、追い返された。
 
 その後、家族は再び弁護士と共に海澱区刑務所へ行き、弁護士が「司さんを解放してほしい」と交渉したが、施設側は「司さんは他の労働教養所に拘禁された」と言った。家族と弁護士は、司さんが連行・拘禁・不当判決などの迫害実態を強く非難した。しかし、施設側はただひたすらに司さんが迫害されたことを回避し、虚言をつづることで、司さんへの迫害に加担した責任から逃れようとした。
 
 また、家族は永定路派出所へ行き、以前に没収された司さんの家財の一部を返還するように求めた。そこで、同所は「ものは返せない」と言って家族を追い払おうとした。そこで家族は、同所に受領物の状況を尋ねると、警官は「家族には返す必要がなく、返すかどうかは所長の指示次第だ」と言い、「そこに申し出るしかない」と答えた。最終的に、家族は同所を出るまで要求を無視され、人権を蹂躙された。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/1/15/267824.html)
 
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