【明慧日本2013年1月27日】山東省の臨沂市・蒙陰県に在住の王付成さん(70歳前後)は現在、山東省第一刑務所に拘禁され、集中的に迫害を受けている。
当刑務所は2002年から囚人を利用し、修煉者を転向させるため、暴行を加え、残酷に拷問している。その結果、すでに11名の修煉者が迫害により死亡した。それにもかかわらず、刑務所側は「転向しなければ、殴られて死んでも正常死にする」と言い放った。当刑務所は、減刑や仮釈放をエサに囚人をそそのかし、修煉者に迫害を加えている。2012年以来、迫害はさらにひどくなった。
修煉者の迫害に加担するチームは、法律を無視する警官、3千人の殺人犯・常習犯・麻薬常用者・麻薬販売者・ヤクザ・強盗の中から選ばれた千人ほどの囚人で構成されている。さらに毎週、水・金・土曜日には専用施設で修煉者を洗脳し続けている。転向しない修煉者に対しては、さらなる迫害を加えるほか、睡眠を禁止し、殴打している。また、新しく拘禁された修煉者にも集団で殴ったり、転向させるための拇印を強引に押させたりする。
王さんは1999年、陳情するために上京したことが理由で、1カ月拘禁されたうえ、5000元(約80000円)をゆすり取られた。その後、政府関係者は王さんの自宅を何度も家宅捜索して脅迫した。そのため、王さんは2年間にわたって放浪生活を余儀なくされた。2004年、王さんは不当に連行され、茶棚派出所でスタンガンで拷問された。その後、秘密裏に拘禁され、地元の裁判所で懲役12年の不当判決を言い渡された。
2004年7月20日、王さんは山東省第一刑務所に移送された。そこで心身ともに迫害され、トイレすらも自由に行くことができなかった。しかし、刑務所内の情報は封鎖されているため、王さんがどれほど迫害されたのか、情報はわずかしかない。
2006年の夏、当刑務所に拘禁されている趙伝文さん・王付成さん・楊樹明さん・徐錦徳さん・申西佳さん・石増山さんら9名の修煉者は、改めて「修煉する」と声明した。その結果、2名は入監隊(一般的に3カ月の特訓を受けるところを指す)に入れられ、楊樹明さんは「厳管室」に拘禁され、睡眠禁止、壁に向かって長時間立たされる、頭を殴られるなどの迫害を受けた。
2009年2月、王付成さん・呂震さん・石増磊さんは法輪功の経文を修煉者に広めたという理由で、独房に拘禁されて迫害された。その期間中、小さい腰かけに座らされたまま、膝を壁に押しつけられたり、強い光線で目を刺激されたりした。同年4月11日、趙衛東さんは新しく入った囚人と話したという理由で、殴打された。
去年の正月、王さん・公茂海さんは集中的に迫害された。