【明慧日本2013年2月6日】湖南省の法輪功修煉者・劉永芬さん(61歳女性)は昨年、同省の鉄鉱会社の幼稚園の保育士を定年退職した。劉さんは法輪功が迫害されている事実を人々に伝えたという理由で警察に連行された。その後、同県利民街道弁事所(行政の末端機関)は県公安国保(国家安全保衛)大隊と結託して劉さんに2年の労働教養を科し、7月から9月までに、3度にわたって劉さんを株洲白馬リュウ労働教養所に収容しようとした。しかし、劉さんは病気で半身不随になり歩行できなくなる恐れがあるとして、教養所側は入所を3度とも拒否した。
だが、劉さんは帰宅を許されず、元の会社にずっと軟禁されていた。11月16日になって、体が少し回復したため、また教養所に連行された。しかし、入所時の健康診断では、病気で入所条件を満たさなかったにもかかわらず、劉さんは教養所に強制収容された。
劉永芬さん
劉さんは1999年に法輪功を修煉し始めた。それ以降、劉さんは法輪功の教えに従い、寛大な心を持つようになり、夫との20年にわたる離婚争いを終え、また患っていたバセドウ病や子宮筋腫なども完治し、健康になった。しかし、中共(中国共産党)当局は1999年7.20、法輪功への弾圧を開始した。それ以来、劉さんは法輪功が迫害されている事実を人々に伝えたため、これまでに当局に7回拘禁されたことがあり、刑務所や労働教養所に合計8年間にわたって拘禁された。
昨年11月27日、家族は劉さんが拘禁されている教養所へ冬用の衣服を持って行ったが、教養所側は「受け取ることはできない」と拒否したという。
しかし、12月26日突然、教養所から家族に電話があり、「劉永芬は病気で手術が必要だ。早く病院に来い」と言われたという。翌日、家族は株州市第一病院に駆けつけたが、劉さんの姿はなく、教養所の警官1人が待っていた。警官は医師の診断書を持参し、家族に「劉永芬は甲状腺癌の疑いで手術をしなければならない。この同意書に署名するように」と言った。家族は劉さんの姿が見えず、また状況も分からないので、署名を断った。
今年2月1日、家族は「劉さんの元の会社が劉さんの埋葬費用10万元を用意している」という情報を聞いたが、劉さんの死の通知はなかった。その事実を確かめるため、家族は鉄鉱会社の書記・劉永新に電話し、事実を尋ねようとしたが、劉さんのことを言い出しただけで電話を切られてしまったという。
現在、劉さんの生死は不明である。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)