黒竜江省:法輪功修煉者一家が受けた迫害事実(写真)
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 【明慧日本2013年2月19日】黒竜江省の張慶生さん(57)と妻の孫玉華さんは、省火力発電所第三会社の従業員で共働きをしていた。夫婦は1998年に法輪功を学び始め、その後、娘の張慧さんも法輪功を修煉する道に入った。3人は法輪功の修煉をしてから充実した幸せな生活を送っていた。しかし、中共(中国共産党)は1999年7.20、法輪功への弾圧を開始した。「真・善・忍」に基づいて良い人を目指していた一家に、中共当局はさまざまな迫害を加えた。母親は迫害によって死亡し、父親はいまだに留置場に拘禁されており、娘は大学を退学させられた。

かつての張さん一家

  一、母親の孫玉華さんの場合

 2000年2月、孫さんは陳情するために北京へ行き、警察に身柄を拘束された。ハルビン市の駐北京弁事処によって地元に送還され、航運留置場に10数日間拘禁された。

 2001年1月、中共(中国共産党)当局は「天安門焼身自殺事件」を捏造して放送した。孫さん夫婦と法輪功修煉者・任鵬武さん兄妹の4人は、同年2月16日夜、ハルビン市呼蘭県腰堡郷に行き、人々に同事件の真相を伝えるためにチラシを配った。しかし、4人は県公安局に連行され、自白を強要されて殴打された。4人は警官の野蛮な行為に対して断食をして抗議したが、濃い塩水を灌食された。任さんはその迫害によって死亡した。

 その後、孫さんと任さんの妹は釈放されたが、張さんは3年の不当に労働教養処分を下され、ハルビン市長林子労働教養所に移送された。

 2004年1月14日、孫さんは外出から戻る途中、呼蘭区公安支局の警官に止められ、無理やりパトカーに押し込まれた。同支局で孫さんは所持金の1500元と自宅の鍵を没収された後、猛打されて拘禁された。その後、警官は孫さん宅の家宅捜索を行い、パソコン2台、プリンタ2台、テープレコーダー1台、ビデオカメラ1台、DVDディスク1箱などを没収した。

 孫さんは不当な拘禁に対して断食をして抗議したが、残酷な灌食をされた。孫さんは鉄の椅子に体を固定され、警官数人に頭を押さえつけられ、鉄製の器具で口を大きく開けて、ゴムのチューブを胃に挿入された。そのため喉に炎症を起こした。孫さんは灌食を数日間続けられた後、内容不明な薬物(警官は塩水だと言う)を毎日2本点滴された。

 30数日間点滴された孫さんは、血便が出て、意識がもうとうとし始めた。2004年2月末、孫さんは病院に運ばれたが、3月8日に死亡した。

 二、娘の張慧さんの場合

 母親が連行された2004年1月14日、慧さんは知らない女性から「あなたのお母さんが交通事故に遭ったので、早く病院に来てください」という電話がかかってきた。その時、慧さんは17歳で、ハルビン師範大学の学生だった。

 慧さんは急いで市の病院に駆けつけ、いくつかの病院を探したが母親を見つけることができず、しかたなく家に帰る途中、県公安局国保(国家安全保衛)大隊の警官に身柄を拘束され、電場派出所に連行された。派出所で慧さんは無理やり写真を撮られ、尋問された。その日の深夜、慧さんは他の地方に移され、ある建物に監禁された。慧さんはそこで、鉄の椅子に座らされ、手錠をはめられたまま、拷問を加えられ、両手の手首から腕まで麻痺し、腰部も長時間、感覚がなくなった。

 その4日後の1月18日、慧さんは頭に黒いカバーを被せられ市第二留置場に移送された。そして2月26日、慧さんは留置場から省麻薬更正労働教養所に移送され、1年間の労働教養処分を科された。教養所で慧さんは「三書」のサインを拒否したため、2回にわたって吊るし上げの拷問や、体罰、奴隷のような労働を強いられた。15キロほど痩せ細った慧さんの身体は、両手足が腫れ上がり、真っ直ぐに伸ばすこともしゃがむこともできず、歩行も困難になった。

 1年後の2004年12月9日、慧さんは出所し、家へ戻ってきた。2005年の初め、慧さんは師範大学の復学を度々要求したが、学部の主任はさまざまな口実で許可せず、退学させられた。

 三、父親の張慶生さんの場合

 張さんは労働教養所から釈放された後、2003年11月18日、法輪功が迫害されているという真相の小冊子を腰堡郷で配った際に、警官に再び連行された。警官は張さんを殴打して肋骨に傷を負わせた。

 その後、張さんは区裁判所に懲役3年の不当判決を言い渡され、呼蘭刑務所に収容され、3年後の2006年11月18日に釈放された。

 2011年10月18日、張さんは電動自転車に乗り市場に買い物に行った時、2人の警官に「お前が乗っている電動自転車は盗んだものだ」といきなり言いがかりをつけられ、派出所に連行された。派出所で警官は張さんの家の鍵を奪い、張さん宅の家宅捜索を行った。警官は家にあった現金5万元余り、預金通帳、パソコン2台、プリンター2台、DVDディスク2箱、電話機1台、携帯電話5、金のネックレス、結婚指輪、法輪功の関連書籍10数冊などを没収した。その後、張さんはハルビン第一留置場に拘禁された。

 張さんが連行された日、娘の慧さんも出勤の途中で楽業派出所の警官に連行され、ハルビン第二留置場に1カ月拘禁された。

 張さんは昨年7月31日、他の法輪功修煉者2人と共に、頭に黒いカバーを被せられ、留置場から区裁判所に連行された。20分ほど裁判が行われ、休廷された。

 同年12月28日、区裁判所は再び開廷し、法廷で公訴人は「警官が張慶生の家の人口調査をした時、法輪功の真相チラシを見つけたので、張の身柄を拘束した」と証言したが、張さんの弁護士は「警官は無断で人の住居に侵入して人口調査を行う権利はない」と反論した。

 法廷で、張さんは自分が自白を強要され拷問された事実と、2003年11月に連行され、留置場で鉄の椅子に座らされ、拷問された事実も話したが、裁判長に無視され「態度が悪い、罪を認めなさい」と脅迫された。

 法廷で弁護士は「2004年に張さんの家から警官が没収したもののリストに張さん一家3人のサインがありましたが、偽造したものです」と指摘したが、休廷した後、裁判官は弁護士に「来年の1月に2人で話し合おう」と言った。

 かつて、幸せに暮らしていた法輪功修煉者一家3人は、現在、離散し、肉親を失った。母親は4回拘禁され、迫害によって死亡した。父親は3回拘禁され、1回は3年の不当な労働教養、1回は3年の懲役刑、そして現在も、拘禁されている。娘の張慧さんも2回拘禁され、1回は1年の労働教養、そして、勉学の機会を失った。当局の迫害により幸せな家庭が完全に崩壊してしまった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/1/26/268228.html)
 
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