江西省:高齢者に不正裁判 息子はショック死
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 【明慧日本2013年2月24日】江西省の進賢県裁判所は今月1日、法輪功の資料を所持していたという理由で、万菊花さん(68歳女性)と鄒六美さん(62歳女性)に対して不公正裁判を行った。人権派弁護士は裁判所の告訴に反対し、憲法に守られている信仰の自由を訴え、被告人2人の無罪解放を主張した。

 しかし、裁判長は被告人が法輪功について弁論することを阻止した。さらに、弁護士の訴える信仰の自由の主張を受け入れず、信仰と宗教の分別さえできなかった。

 また弁護士は法的プロセスに従っていないことや、何も書かれていない捜索状など罪の証拠に疑問点が多々あることなど、この訴訟の欠陥を指摘した。また、被告人が拘禁中に睡眠剥奪や暴行を伴う尋問をされた事実状況を暴き、暴力のもとで作成された起訴状は採用されるべきではないと非難した。

 万さんと鄒さんは去年7月24日から、ずっと進賢県留置場で監禁されてきた。その間、暴力を受け不当に尋問を強いられた。

 鄒さんの息子は、母親が強制連行されてから、解決する術もなく、涙に暮れるしかない状況で、苦しんでいた。そして、鄒さんが拘禁されていた間、鄒さんの息子は苦痛の限界に達して病院へ運ばれた。こうして、会うことのできない母親の名前をつぶやきながら、鄒さんの息子は無念の思いを抱いたままこの世を去った。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/2/15/270084.html)
 
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