内モンゴル:裁判所は不正裁判を行うも、弁護を恐れて表門を施錠
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 【明慧日本2013年3月31日】内モンゴル赤峰市の紅山(こうざん)区裁判所は今月25日午後、法輪功修煉者・李文志さん、紀淑栄さん夫妻に対して不正裁判を行った。紅山区裁判所は無実の人に対する裁判を開廷するため、恐れて裁判所の表門を施錠し、警備員を配置した。李さん夫妻が依頼した弁護士が無罪弁護をする時、書記官は記録せず、頻繁に発言して弁護を阻止し、裁判官はこれに対して沈黙し続けた。

 また裁判所は、周辺に車と私服警官を配置した。公開裁判とはいえ、4人の直系親族しか傍聴できなかった。李さんの息子は身分証明証を持って中へ入った数分後、まだ両親に会っていないうちに未成年者という理由で警官に追い出された。李さんの妹は甥が空けた席で傍聴しようと、警官に懇願したが許可されなかった。最後に傍聴できたのは、家族3人だけだった。 

 中へ入れない家族は入口で待つしかなかった。中には傍聴するつもりで来た村民も居て、ある村民は「孫が招待状を持ち帰ってくれたので、わざわざ聞きに来たのに、裁判所は李さん夫婦をどのようにするつもりですか? この夫婦は確かにいい人で、誠実な人だ」と言った。 

 法廷の場で不思議なことが起こった。李さんの弁護士が無罪弁護、弁護申立てを読み上げた時、何度も書記官・杜聡明に遮られ、李さん夫妻が陳述する時も、杜聡明は何度も話を遮った。書記官の仕事は記録をとることで、弁護士と当事者の弁護に干渉する権利はない。しかし、裁判官は杜聡明を制止しなかった。 

 その他に、赤峰市紅山区公安局は、李さんの家から没収してきた真相資料の数を誇張した。弁護士が異議を出した時、裁判官が当廷で調べさせたところ、起訴状の上では15000点であるが、実際は1300点だった。

 法輪功修煉者は信仰の自由、言論の自由があり、修煉することに罪はなく、法輪功の真相資料を持つことは合法的で、1点あるいは15000点を持っていてもすべて合法である。しかし紅山区公安局の行為は、彼らが法輪功修煉者を迫害するため、罪名を作り証拠を偽造する違法行為を行っていることを暴露した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/3/28/271461.html)
 
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