遼寧省:法輪功修煉者が不当拘禁 家族が告訴
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 【明慧日本2013年4月6日】遼寧省清原(せいげん)県の法輪功修煉者・劉海涛さんは昨年9月25日、撫順市公安局・清原県公安局などに不当に連行された。その日、撫順市公安局の副局長と同市国保(国家安全保衛)大隊の隊長が指揮を執り、同市公安局・国保大隊・順城公安局・東洲公安局・新屯派出所・清原県公安局・清原鎮派出所・清原腰站派出所などの私服警官ら約50人が、午前3時から3時間で21人を連行した。その中の15人は法輪功修煉者だった。

 その日の朝6時頃、劉さんの父親が門を開けると、外に白い車が2台止まっていることに気づいた。すると5、6人の私服警官が侵入してきて、劉さんの父親に個人情報を聞いていた。その時、劉さんの母親が部屋から出てきた。そこで警官らは両親2人を部屋の外に留まらせた。

 劉さんが出てくると、すぐさま警官らは劉さんを部屋の中に押し込み、殴打した。床が血まみれになり、劉さんの目も青く腫れていた。劉さんの父親が助けを求めて叫ぶと、2人の警官に口を塞がれた。

 その後、逮捕状の提示もなく、劉さんに手錠をかけて車の中に押し込み、家宅捜索を行った。警官らはパソコン・携帯電話・法輪功書籍・現金などの家財を没収した。

 劉さんが撫順刑務所に拘禁されてから、劉さんの両親は8回も公安局・検察庁・派出所などに行き、息子を解放するよう求めたが、まだ一回も息子に会っていない。

 昨年末、劉さんの両親が検察庁に行ったとき(4回目)、検察庁側は「証拠不足のため却下した」と言った。東洲新屯派出所の警官らは「証拠はもう見つからないため、撫順国保大隊が認めれば劉さんは釈放される」と言った。

 今年1月21日、撫順市公安局国保大隊の隊長が劉さんの父親に「劉海涛の件はもう東洲区検察庁に提出した」と電話で伝えてきた。

 今年2月7日、劉さんの両親は同市公安局に行き(8回目)、「息子はいつ釈放されるのか?」と聞いたが、「証拠不足でも、無罪釈放はしない。罪がなくても何年の刑罰でも宣告できる」と言われた。劉さんの両親が公安局を離れる前、副隊長は「インターネットで暴露するなよ!」と言った。

 現在、劉さんの両親は撫順市公安局・撫順国保大隊・東洲区新屯派出所・清原県公安局・清原鎮派出所・清原県腰站派出所・東洲区検察院を告訴した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/4/1/271611.html)
 
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