講演は法を乱す行為
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年5月7日】学習者の中で特別講演や巡回交流を行うことは法を乱す行為です。特に、中共による法輪功への迫害がまだ続いている状況下で、中国大陸でこのような行為が出来るということは、その背後には必ず何かが潜んでいます――例えその張本人は中共のスパイ、あるいは洗脳された邪悟者でなくでも、背後には中共のスパイの黒影が伺え、邪悪に利用されているにも拘らず目覚めようとしません。

 しかし、数年来、一部の地区の一部の学習者及び協調人は大型交流会に興味を示すだけでなく、時には一人または数人を招聘し、特別講演の形でのいわゆる交流を行うことに非常に熱心です。一部の地区ではこのような現象が既に数年続き、一部の地区においては最近益々盛んになってきて、学習者の中で波乱や争論、隔たりを起こし、当地の修煉及び衆生を救う環境に悪影響を与えました。遼寧省凌源(リンユアン)市、遼寧省大連市、吉林省長春市、吉林省楡樹(ユシゥー)市、河北省秦皇島(チンホアンドォ)市、河北省衡水安平県、河北省石家庄市、安徽省、山東省招遠市、山東省青島市、黒竜江省ハルビン市、黒竜江省大慶市、天津寧河市、天津大港(ダーガン)市、天津塘沽(タング)市、天津武清(ウチン)市、内モンゴル、山西省及び北京などの地区が含まれています。一部の地区において、このような現象は既に5年も続いており、そして状況は益々悪化し、今までこれを耳にしなかった協調人のほとんども集められ、聞きに行かされました。

 講演者は通常、違う地区からの特別な招待や熱心な崇拝を受け、聴講者の盲目的崇拝や理性に欠けた賛美の中で自我が膨張し、法を乱し続けます。彼らは一見「交流している」ように見えますが、実質は自分自身を宣伝、吹聴しているだけです。ある人はいかに自分が地区の協調人として努めているかについて宣伝し、司会を務める人は、彼らの交流会が既に中国の南の某都市から北の某都市まで、数多く行ってきたなどと紹介し、これを聞いた同修の一部は協調人に対して特別な憧れを持ち、更にその地区の同修達にも崇拝の念を持つようになりました。講演者は、もし自分が明慧の真相パンフレットを配らないようにと命令を下せば、その地区の学習者全員が配るのを停止すると言いました。ある人は交流の名の下、自分は既に宇宙の外にまで修めており、これ以上「真、善、忍」を修める必要はなく、他人と違い、自分は同修の向上を手助けするために遣わされており、自分の地区の学習たちの神の境地にまで修めた部分は自分の手中に握られていると言います。また、彼女は発正念の要領まで新たに編集し、学習者達にその通りにするよう指示しています。ある人は師父の説法を机の上に並べ、一段落の師父の説法を読んだ後に自分の見解を述べ、その後学習者達に質問をさせ、自分が回答するようにしています。ある人は師父の海外での説法に対して直接解釈を行い、ある人は衣食住のすべてを長期間にわたって学習者に提供させ、ある人は三つのことを全く行わず、いわゆる「学習者の向上の手助け」だけを行い、ある人は自分が既に「大自在で、執着があればちょっと考えるだけでそれを無くせる」次元、「既に帰位した」次元にまで修めたと言い、ある人は自分が旧勢力の按排を認めず、今まで迫害を受けたことがなく、彼に追随する人も迫害を受けたことが無いと言います。このいわゆる「交流」の全過程において、ずっと「兄貴」が話し、他の人は電子書籍で彼の言及した師父の説法のページを探し出し、全ての言論は結局、彼ら自分自身を中心にしていて、また彼らは多くの地方を訪ねたとも言いました。

 聴講者の中で、数多くの人はこれらの講演者達が「悟りが高い」、「よく修めている」、「本当に正しい」、「長年の修煉よりも、彼らの一言、二言を聞く方がずっと向上に繋がりやすい」、「十数年間の修煉が無駄だった」、「よく分からなかった部分について、あなたの話を聞くと全部理解できた。本当に見解が高く、素晴らしい」などなどの風に思っているようです。情報によりますと、長春市から来たと自称する人が某市とその周辺で特別交流を行い、5日間のうちに8回の交流をし、その中で聴講者が100人を超える場合もありました。また、一部の同修は2回も、3回も交流を聞きにその講演者の後を追いかけ、聞く途中に興奮し、感無量になり、涙を流したりしました。参加できなかった人は後悔してならず、交流の数日、当該地区の同修達は車や自転車、そしてバスで交流会場を探し回り、接待する車も慌ただしく動いていました。この人は幾つかの場で、自分がそこに行くのは「使命がある」と言い、聴講する学習者達も「貴方は私たちの地区の向上の為に師父に遣わされた」などなどを言っています。ある人は、彼がよく修めているかどうかを判断するのに、交流の全過程において彼が6~7時間も双盤して全く動かず、誰も比較にならないことを見れば分かると言います。交流会の後も、当地の学習者達は「交流内容」に称賛の声をあげ続け、そしてこの類の「交流」に違う意見を持つ同修達も議論をし続け、同修間で隔たりが生じました。

 他の地区では、「これまで長い間修煉してきても高次元の法理が知らず、功が伸びるのを感じたことはありませんが」、某法を乱すものの交流を聞いてから、「いきなり高次元に昇り、宇宙の外まで突破できた」と発言する人がいて、また、法を乱すものに編集された発正念の要領通りに発正念をすれば、「明らかに功がぐんぐん伸びているのを実感できた」と言う人もいます。ある同修は車で、5千キロも離れた、天目を持って同修の修煉を指導する人の元を訪ね、自宅に戻ってから彼も天目が開いた数人の同修を集め、天目で見た状況を修煉の指導としています。このような行為は法から乖離していると指摘を受けた彼は、今度、法理がはっきり分かっていない学習者達を集めて、一つの勢力グループを形成しました。

 これらの講演者、聴講者そして組織者たちは、これだけ多くの理性に欠けた話をしたり、聞いたり、これほど厳重な法を乱す場面を目にしても目覚めず、危険ではありませんか? あなた達はまだ大法の中にいるのでしょうか? 問題は、数多くの同修が聴講しようとしており、法に対する揺るぎない意志と正念を樹立するのではなく、個人に対して崇拝心を起こし、向上する近道を見つけたと錯覚し、人心を持って円満成就や高次元を望み、着実な修煉をもって心性を向上させようとしていないことです。つられた学習者の多くは、不当な労働教育や不当判決を受けた人、一度大法修煉を放棄し再び大法に戻った人、新しい学習者、そして長い間大法から離れ、学法が浅い古い学習者です。

 講演者、組織者及び聴講する学習者達は、自分と法との関係を正しく捉えておらず、師父との関係を正しく認識できず、法を学ばずに人を学ぶため、大胆に法を乱す行為を行いました。

 近年、一部の地区では多くの協調人が不当連行されたり、邪悪に重刑を言い渡されたり、個別の人は邪悟に至りましたが、これらの講演や法を乱す講演を組織することと無関係とは言い切れません。心を静め法を良く学ぶにつれて状態が好転した人もいますが、しかしその損失は大きすぎます。

 修煉には近道がありません。国内外の大法弟子が直面する問題には類似点があるかもしれません。しかし最後のこれらの法を乱す行為は砂がふるいにかけられたのではありませんか? 黄金になろうとするなら、修煉の態度を端正にし、法を師として大法の中で真に内に向けて修め、心性を高め、法の要求に達していかなければなりません。

 私達大法弟子の交流会は、必ず慎重に行わなければなりません。師父は既に私達に模範を残し、法会の開催は頻繁すぎず、原稿審査も必ず事前に行い、大法弟子の中で法から乖離する言動を吹聴してはいけません。協調人は互いに張り合い、闘争、名誉を求め、自我を実証する心があってはならず、よく知らない人を同修の家や資料点に連れて行ってはなりません。同修は助けるべきですが、しかし如何なる人心や魔性が混ざっていれば邪悪に利用されます。皆を惑わし法を乱すことは、この上なく大きな罪であり、どうやって償うのですか?

 最後に、再度繰り返しますが、学習者の中で特別講演や巡回交流を行うことは法を乱す行為です。特に、中共による法輪功への迫害がまだ続いている状況下で、中国大陸でこのような行為が出来るということは、その背後には必ず何かが潜んでいます。どうか、師父が私達大法弟子のために書かれた『猛撃一掌』、『永遠に覚える』、『修める者の忌』、『法定』を良く学び、出来れば暗記し、自分と照らし合わせるようにしましょう。

 

明慧編集部       
2013年5月4日      

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/5/4/272891.html)
 
関連文章