【明慧日本2013年5月21日】今年4月8日、赤峰市松山区公安局・検察院と裁判院が結託して、冤罪事件を作り上げようとした。当局は法輪功修煉者・張蕾さんに対して不法裁判を行った。情報筋によると、法廷で裁判長の郭は、張蕾さんが後悔し、「転向」(法輪功への信仰を放棄させること)したという筋書きを作り上げようとしたが、張蕾さん本人に断固否定された。
「転向」とは中共(中国共産党)が脅迫・暴力などを使って、法輪功修煉者に「真善忍」への信仰を放棄させることである。中共の刑務所・労働教養所・留置所・洗脳班は、様々な拷問と虐待を実施しているが、その目的はただ一つ、法輪功修煉者たちを「転向」させるためである。彼らの言葉を引用すると、「放火・殺人をしても構わないが、“真善忍”への信仰は認めない」というのだ。
裁判前、張蕾さんはすでに留置所で9カ月間監禁されて迫害を受けていた。元気だった張蕾さんは、この9カ月で様々な病気を患い、顔色も黄色く非常に痩せ果てた姿に変わった。それでも張蕾さんは迫害した人への憎しみはなく、弁護士に正当な弁護を求めた。しかし、法廷で裁判長は、張蕾さんの正当な訴えを聞こうとせず、話の途中でいつも中断させ、証言を妨害した。この裁判に公平性は全く見られなかった。
最初、裁判長と職員たちは“優しさ”を装っていたが、徐々に本音が現れ、人権を軽視し、法律の公平性を踏み躙った。張蕾さんの弁護士は、すべて証拠と法律に基づいて弁護をした。検察側が全く反論することができなくなった時、裁判長は張蕾さんの弁護士の話の中断させ、妨害した。
張蕾さんの弁護士は北京のある法律事務所から来た弁護士であり、法輪功修煉者たちは国家の法律に違反したことはなく、逆に中共は人権を無視して、公民の正当な権利を奪い、党が法律の上に立って不法裁判を実施していることを、中国の法律に基づいて厳しく指摘した。
また裁判当日、松山区公安局国保大隊の警察・徐国峰、劉龍都は、裁判院に来て張蕾さんを監視したり、録画したりして脅迫した。張蕾さんの親戚20数名が裁判所に駆けつけたが、中へ入れなかった。
張蕾さんは赤峰市敖漢旗の人である。かつて、赤峰教育学院に在学中、重病を患い、1996年から健康を求めて法輪功の修煉をはじめ、奇跡的に心身ともに健康になった。優秀な成績で大学を卒業し、北京の私立学校で教鞭をとっていた。
しかし、1999年7.20から法輪功への不法弾圧が始まって以降、張蕾さんの生活はかき乱され、迫害を受けた。張さんは9年間の放浪生活を余儀なくされた。その間も3回連行され、迫害された。