【明慧日本2013年5月31日】北京市大興区の法輪功修煉者・張鳳英さんが今年1月22日、天国川女子労動教養所に不当拘禁された事件がスロバキアで関心を集めている。5月10日、スロバキアの聖エリザベス大学が「人権と信条の保護」の金賞を張鳳英さんに授与し、首都ブラチスラバでの授賞式で、張さんの娘のリサさんが母親を代表して表彰を受けた。
張鳳英さんの代理として表彰を受け取った娘のリサさんと校長のウラジミール博士 |
1999年に中共(中国共産党)の法輪功を迫害を始めてからも、張鳳英さんは信条を堅持した。そのため何度も不当に逮捕された。拘禁されてから、灌食や睡眠剥奪など厳しい迫害を受けている。釈放後も長い間、警察からの妨害を避けるため、放浪生活を送っていた。
年に1度の授与式は、主に人権と社会奉仕の領域で貢献した人々を表彰し奨励するものだ。聖エリザベス大学の卒業式と授与式の式典で、校長のウラジミール博士(Vladimir Krcmery)はすべての卒業証書を受け取った学生やその家族らに、現在も不当拘禁されている法輪功修煉者の張鳳英さんを紹介し「人権と信条の保護」の金賞と証書をその娘のリサさんに手渡した。
校長のウラジミール博士は「私達はスロバキアの過去(共産党が統治した時期の罪悪)を忘れてはならない。そのためにも私達は現在、共産党に迫害されている人々をしっかり知るべきだ」と演説した。
オーストラリアに居住しているリサさんは、母の代理で受賞した際「私はとても心を痛めています。母はスロバキアに来てこの金賞を授与されるはずでした。しかし、中共に不当に拘禁されているため来ることができませんでした」と語った。彼女のスピーチによると、張鳳英さんは天国川女子労動教養所の妨害により、大学からの招待状を受け取れずにいたが、親友を通じて自分が受賞したことを知ったという。
他にも今回受賞したのは、現地の西洋人法輪功修煉者のマレックさん。彼は「中国の人権のための戦い」の銅賞を授与された。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/5/17/139954.html)