協調や歩調を合わせる中で確実に修煉する(二)
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文/カナダの大法弟子

 【明慧日本2013年6月1日】最初の都市での公演は残り一カ月となりましたが、チケットの売れ行きは50パーセントしか達していませんでした。その都市の同修たちの、協調人に対する不満や意見が私のところに寄せられました。ある時の協調人会議で、私は同修の意見を自分の情緒を入れてその協調人に話しましたが、彼は何も反論しませんでした。翌日、彼から電話があり、自分の修煉状態がよくないので、全体に影響を及ぼし、すでに総協調人に協調の仕事から下りると連絡したそうです。また彼は、私の正念による支持をしてほしいと言い、今は販売拠点を借りる商談に向かうと途中だそうです。私はいつものようにいらいらして彼に言いました。あなたが協調人から下りればそれで良いと思ったかもしれませんが、こうすればあなたの罪がもっと大きくなりますよ。あなたは今から良く行うしかなく、退路はありません。

 その夜私は一つの夢を見ました。同じ場所で同じ人たちが協調人会議を開いていました。しかし皆が着ていた服は古代の皇帝が着ていた服でした。会議はかなりの時間が経っていたようで、多くの事が同じ認識に達していたようでした。誰も話さず皆が穏やかで和やかな表情をしていました。私がいらいらして叱ったあの協調人も同じ表情をしていて、頭を下げて私に挨拶していました。この前私は彼に対して乱暴な話し方だったのに、なぜ彼は依然として笑顔いっぱいに私に挨拶できるのでしょうか?

 眼が覚めて私は悟りました。その場面は神様が会議をするときの状態だったのです。このとき私に叱られたあの同修が、アメリカ・トロント市宛に送る70万部のダイレクトメールの商談に行くことを思い出し、もし彼が不平不満の心があってはと思い、私は彼に電話をして私の電話での態度を詫びました。そして私が見た夢を彼に話しました。私たちはどんなことに対しても神の状態で対処しなければならないことを彼に伝え、彼は私の詫びを素直に受け取り、妨害を取り除き、商談をスムーズにまとめました。

 師父はおっしゃいました。「ですから、慈悲が現れると、この上ない力があり、いかなる良くない要素も解体されてしまいます。慈悲深くあればあるほど、力が強くなります。以前、人類社会に正理がないため、人間は善をもって問題を解決することができなかったのです。人間は従来、戦争という手段で人間の問題を解決していたため、これが人間の理となりました。人間は神になりたければ、人間の状態から脱皮したければ、この心を放下し、慈悲をもって問題を解決しなければなりません。」(『2009年ワシントンDC国際法会での説法』)

 自我を放下できれば 無私無我の状態に達する

 私は2002年に修煉を始めました。2003年に大紀元時報のトロント地区担当記者となりました。2008年から華人向けの公告営業を始めました。10年間、大紀元とともに厳しい道を歩んできました。今年の2月、新唐人テレビの営業の人手が足らないのを見て焦っていました。後に新唐人テレビから要請を受け、私は新唐人の公告営業を担当することになりました。

 私と主人は大紀元時報を専属していました。彼は記者で、私は営業でした。私の営業での収入は我が家の唯一の生活費でしたので、新唐人に替わればゼロからのスタートとなり、いつ給料をもらえるかわかりません。そのため私が新唐人に替わったことを主人に言えませんでした。1カ月が経ち、私は勇気を持ってこのことを主人に告げました。彼は私を見て、あなたがやりたい事、師父が欲することであれば、それを確実にやり通してください! と話してくれました。私は感動して泣きました。彼は話を聞いて大きな圧力を感じたでしょう、私は彼の支持に感謝しています。もし彼の支持がなければ、私は恐れながら仕事をしていたことでしょう。我が家には2人の子供がいます。長女は大学の研究生で勉学中で、大学に入学して2年目から、自分でアルバイトをして学費を稼いています。娘は私たちのことを良く理解してくれています。彼女がいつも口にする言葉があります。私がパパとママの後顧の憂いを解決します。12歳の息子も彼なりの思いを友たちに話しているようです。皆さんの親は8時間しか働いていませんが、僕の親は一日中働いています。皆さんの親は週5日しか働いていませんが、僕の親は毎日働いています。しかし我が家にはお金がないようです。私は知っています。両親は好きな仕事をしています。

 私には堅く信じていることがあります。それは私たちは必ず旧勢力の経済的な封鎖を突破することができ、師父は私たちに経営を良く行うよう求めておられ、私たちは必ずできると信じています。数年前、私の大紀元での収入は3カ月で68ドルでした。その後、136ドル、272ドル・・・・・・と月ごとに倍増していましたので、私はとても自信がつきました。

 去年の7月、大紀元の総裁がトロントに来られ、ロサンゼルスの大紀元が赤字から脱却し、営業利益を計上するまでの経験を紹介してくれました。これを聞いて私たちのグループは信念が倍増しました。私の8月の営業ノルマは2万ドルでしたが、結果として4万6千ドルを達成しました。もちろんグループの同修の協力が私の成功の保障となっています。この成功を通して私は、師父の法理に対してより深く理解するようになりました。師父はおっしゃいました。「もし、管理において協調が取れ、市場のほうにもっと力を入れ、経済利益をあげることができれば、一部の人に給料を支払えるようになります。そして、経営がますます良くなるとき、正常に運営する企業になり、新聞を発行することができ、関わっている人を養うことができるようになります。これは問題なくできることです。数年前に私はこれが目標だと言っていましたが、今は可能なことだと言います。」(『大紀元会議での説法』]

 私はこのような信念をもって新唐人に来ました。しかし新聞広告とテレビの広告は市場性が違うと感じました。そこで私は少し心配しはじめました。ちょうどこのときバッファロー市の同修から、応援の要請電話がありました。このように私は、不安の心を抱いてバッファローに来たのですが、先ほど述べた、あのような大事件となった訳です。

 (続く)

 (2013年ニューヨーク法会での発言原稿)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/5/25/274413.html)
 
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