大連市:司法関係者「法輪功の冤罪が深刻化」
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 【明慧日本2013年6月11日】大連市の中山(ちゅうざん)区裁判所は、13人の法輪功修煉者に対して不正裁判を企て、開廷予定日4月11日を変更した。その翌日、同所は法律で定められた手続を無視したため、抗議に来た多数の家族や友人を恐れ、大勢の警官を動員し、裁判所の周りを囲んで警備させた。さらに、その場で警官らと対峙した友人や親戚などを増やした家族に対して、「一人を連行すると500元の報奨金を与える」と逮捕命令を下した。

 上記被告人の裁判は4月12日に予定されていたが、家族には知らされていなかった。このように、家族の傍聴や弁護士の出廷は妨害され、被告人を含めて彼らの人権は無視された。その後、弁護士は中共(中国共産党)当局の法的手続きに従わないやり方に抗議し、裁判の中止を申し立てた。

 中国では現在、国民も周知のとおり、中国の裁判所は中共の支配下にある。結局、中国の裁判所は法律もどき、裁判所もどきでしかない。中共が暴走した場合、裁判所などは中共の司法部門に過ぎない。これが、中国の裁判所の実像である。そのため、司法部門に勤務していたある役人は「裁判所の人間は腹黒すぎる。彼らは最低限の見境もなく悪事を働いてきた。この迫害の下、法輪功の冤罪は深刻になる一方だ」と嘆いた。

 今年1月と4月、法輪功修煉者・孫広慧さんと曲淑梅さんは、弁護士も傍聴者もいない状況下で秘密裏に不正裁判を開廷され、不当判決を宣告された。

 しかし、善悪には共にその行いに報いがあるもので、中共の卑劣な弾圧政策の下で迫害を行なっている警官ら司法部門に、自らの将来のためにただちに迫害を停止するよう呼びかける。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/8/275062.html)
 
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