山東省:不当判決の法輪功修煉者 面会も許されず
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 【明慧日本2013年6月16日】山東省青島市の法輪功修煉者・宗会卿さん(70代)は昨年11月27日、法輪功の資料を配った時、泰山路派出所の警官に不当に連行された。3カ月後の今年3月13日、宗さんに対する不正裁判が行われた。半月後、家族が状況を聞きに行くと「判決は下したが実行はされていない」と言われたという。家族は何度も青島即墨第三刑務所(即墨普東刑務所)を訪ね、面会を要求したがすべて拒否された。

 法輪功を学ぶ前の宗さんは、多種の病気を患い、特に胃下垂のため薬を飲んだが効果はなかった。さまざまな気功やヨーガを学んでも健康にはならなかった。1995年、偶然にも法輪功の書籍『転法輪』を読んで法理が分かるようになった。修煉後は健康を取り戻し、宗さんの心身の変化を見て、周りの多くの人が法輪功を学び始めた。

 しかし1999年7.20以降、宗さんは陳情したために拘禁された。その後、邪悟者になり表に出なかったが、2011年の春、師父の説法を読んで改めて修煉の道に戻った。 

 昨年8月15日にも、泰山路派出所の警官に不当連行されたことがあり、家族から2万元(およそ30万円)を強請り取ったあと、宗さんは家に戻された。

 2度目、家族が派出所へ行くと、すぐにお金を強要された。家族が以前の2万元のことを聞くと、所長・馬国春は認めなかった。28日午前、宗さんは青島市即墨普東刑務所に移送された。その後、家族が何度も交渉した結果、馬は告発されることを恐れ、2万元をこっそりと返還した。

 平度検察院は今年3月8日、宗さんに対して不正裁判を開廷する予定だったが、13日に延長した。開廷日まで、家族は宗さんと面会できなかった。法廷では、直系親族しか傍聴できず、弁護士を雇用することも許されず、録音・写真撮影などもすべて禁止された。さらに、裁判が終わっても判決は出なかった。家族が結果を聞くと、待つように言われたという。半月後、家族は判決を言い渡されたと知らされた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/6/274978.html)
 
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