北京市女子刑務所、障害を持つ法輪功修煉者を迫害
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年6月21日】北京市女子刑務所は常に「人間性がある刑務所だ」と自称しているが、実際は障害を持っている法輪功修煉者に対してさえ、残酷な迫害を行っているという。

 足に障害のある陳鳳仙さんに対する迫害事実

 北京市朝陽区の法輪功修煉者・陳鳳仙さん(60代)は、ロシア語の翻訳者で、片足に障害がある。陳さんはかつて、北京市女子労働教養所で拘禁されている間、警官に殴られたり、蹴られたり、睡眠を剥奪されるなどの迫害を受けていた。しかも、刑期満了になってからも延長され、その10カ月後に陳さんはやっと解放された。

 しかし、法輪功を学び続けている陳さんは再び不当連行され、2009年に懲役8年の実刑判決を宣告された。 

“坐小凳”模拟图

 拷問の実演:小さい椅子に座らされる 

  その後、陳さんは北京市女子刑務所の八分監区に収容された。陳さんは刑務所の強制「転向」を拒否し、自分を犯罪者と認めないとして、昼も夜も小さい椅子に動かないよう座らされ、睡眠も許されず、目を閉じると打たれるなどの迫害を受けていた。

 2009年末、刑務所が暴力による洗脳を始めた。警官は真冬に、洗脳を拒否する陳さんを独房に閉じ込め、冷たい風が部屋に入るように窓を開け、下着だけの陳さんを冷たい地面に寝かせた。

 さらに、警官は陳さんに家族との連絡を許さず、家族からの手紙も没収した。さらに、陳さんは基本的な生活用品、トイレットペーパーを買うことすら許されず、陳さんに同情する人が秘密裏にトイレットペーパーを陳さんに渡したが、警官に見つかり禁止された。

 陳さんは迫害に抗議するため、いつも警官に会うときに「報告」という言葉を言わなったが、それによりトイレに行くことを禁止された。仕方なく、陳さんは洗面器をトイレ代わりにしたが、洗面器を捨てられ、弁当箱まで捨てられた。ある時期、陳さんは食事のときに一口のご飯や一口の饅頭しか与えられなかった。その後、食事のとき、陳さんは警官に「報告します。ご飯を食べたいです」と言わされ、もし言わなければ一口のご飯さえもらえなかったという。

 刑務所の警官は、監視カメラがないトイレに陳さんを連れて行き、殴打したことがある。

 陳さんが拘禁されている間、80歳の母親は娘に会いたくても会えず、無念のままこの世を去った。

 半身不随の温玉紅さんは刑務所で4年間迫害される

 北京市懐柔県黄花鎮の法輪功修煉者・温玉紅さん(57)は、豆腐作りで一家の生計を維持している。温さんは法輪功の修煉によって、健康な身体を得た。しかし、2004年3月、懐柔県黄坎派出所と「610弁公室」の警官らは温さんの家に侵入し、温さんを地面に倒したり、ドアの枠にぶつけたりして、温さんが意識不明になるまで殴打した。そして、数人の警察が気を失った温さんの足と腕を引っ張り、敷居や階段、山の斜面を越えた。そのため、温さんは猛烈な衝撃を受け、脊椎をひどく負傷し、体が麻痺してしまった。

酷刑演示:拖拽

警官の暴行:法輪功修煉者を引っ張る

 その後、温さんは不当に懲役4年の実刑判決を宣告され、体が麻痺したまま、人に背負われて北京女子刑務所に送られた。要介護の温さんはトイレも人に背負ってもらわなければ行けなかった。温さんは刑務所でいつも包挟(法輪功修煉者のそばについて監視する囚人のこと)から迫害を受けていた。

 刑務所から解放されるとき、温さんは体が麻痺したまま、人に担ぎあげられて出てきた。

 刑務所で4年間、地獄のような迫害を受けて、温さんはやっと貧しい家に帰った。それから半年以上、温さんは病院に通って治療を受けたが治らなかった。その後、温さんは法輪功の功法を練習し始め、数カ月後に身体が徐々に回復し再び立つことができた。それで、健康を回復した温さんは子供の学費を支払い、生計を維持するため、豆腐作りを始めた。

 しかし、2011年11月、「610弁公室」の警官は再度温さんを不当連行し、労働教養2年の処分を科し、北京市の大興女子労働教養所四大隊に収容された。現在、温さんの健康状態は再び悪化しているという。

 足に障害がある孫敬平さん、王麗雲さん、林瑞花さんは奴隷のような労働を強いられた

 北京市石景山に在住で、ポリオの後遺症で足に障害がある法輪功修煉者・孫敬平さんは2003年に「法輪功のチラシの配布とテレビの差し込み放送を企画した」という罪に問われ、懲役7年の不当判決を下された。当時、30代の孫さんは北京市女子刑務所10監区に収容された。刑務所で孫さんは使い捨て箸の包みや月餅の箱を作りなど、毎日長時間の労働を強いられた。

 北京市通州区の法輪功修煉者・王麗雲さんは片足に障害がある。2008年、王さんは法輪功のチラシを配っていたとき、警官に不当連行された。そのため、当局の裁判所に懲役7年の実刑判決を言い渡され、北京市女子刑務所4監区に収容された。王さんは刑務所で強制洗脳され、奴隷のような迫害を受けた。王さんは毎日、車椅子に乗って、作業場に入り、使い捨ての箸の包み、切手の袋入れなど、決められたノルマを完成しなければならなかった。

 足の不自由な法輪功修煉者・林瑞花さん(50代)は、懲役3年の実刑判決を下されて北京市女子刑務所に収容され、様々な迫害を受けた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/9/275122.html)
 
関連文章