アルゼンチンで法輪功の活動ひろがる(写真)
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  【明慧日本2013年6月24日】ラテンアメリカ第二の国家であるアルゼンチンは南アメリカ大陸の南東部に位置し、大西洋に面している。地球の最南端に位置するため「世界の果ての地」と愛称されている。華人住民は数少ないが、法輪功が伝えられ、愛好者が増え続けている。

  2002年4月16日、アルゼンチン法輪大法学会(Asociacion Civil Estudio de Falun Dafa)が正式に設立され、スペイン語版の『轉法輪』が出版された。5千冊の初版があっという間に売り切れ、すぐに第二版が印刷された。

 旧暦の正月に法輪大法の横断幕が飾られる

 ブエノスアイレスはラテンアメリカで最も繁栄している都市の一つ。スペイン語では「空気が良い場所」を意味し「南アメリカのパリ」と愛称されている。年に一度の中国新年園遊会に法輪功チームが参加し、人々に法輪功の穏やかさと華やかさ、そして美しい雰囲気をもたらした。



 2013年、中国新年園遊会で「法輪功・真善忍」と書かれた
法輪功チームの横断幕が風の中で光る
'图1、图2:中国新年游园会上的“法轮大法好”横幅'
 2013年、中国新年園遊会の会場

  園遊会はチャイナタウン近くの公園で行われた。法輪功修煉者たちは園遊会に正式に申請して許可をもらい、ボランティアとして イベントに参加し、法輪功を紹介した。

 しかし、イベント当日、中国領事館が法輪功修煉者たちを脅迫しながら横断幕を奪い取った。これによって、初日のイベントは妨害に遭った。

 そこで、修煉者たちは当日の夜に交流をし「邪悪の前で堂々と真相を伝えるべきだ」との共通認識が得られたため、翌日、再び横断幕を揚げた。すると、中国領事館の関係者らが再び横断幕を奪おうとしたが、修煉者たちは「ここは民主主義の国家です。我々は許可をもらってイベントに参加しています。横断幕を奪う暴力行為を許しません」と毅然と対処した。また、他の法輪功修煉者が拡声器を使って、アルゼンチン人に法輪功の真相を伝え、中共(中国共産党)当局に不当に迫害されていることを伝えた。すると、中共関係者らはこっそりと姿を消した。

 しばらくして、中共関係者らは「市政府の警備員」と名乗る者を使って邪魔をしようとしたが、法輪功修煉者たちは、その警備員と名乗る者に「法輪功は『真・善・忍』を信奉し、中共に迫害されている真相を人々に伝えている。絶対、中共に騙されないように」と進言した。すると、その人は反論できずに去っていった。

 法輪功修煉者たちの努力で、市政府の許可したブースに法輪功が存在し、当日、市政府が発行するイベントの宣伝チラシにも掲載された。中共領事館はこれを見て、もっと落ち着かなくなり、市政府のあちこちに「法輪功はスパイを送った」など、いろいろなデマを流したが何の効果もなかった。実は、法輪功修煉者たちは市政府に知り合いはいない。堂々と許可をもらってイベントに参加しただけである。中共はスパイ行為をすることに慣れているので、誰を見ても「スパイだ」と考えるのである。

 チャイナタウンで真相を伝える 

 アルゼンチンには多様で豊富な自然資源がある。しかし、社会情勢は非常に複雑で、中共はアルゼンチンの闇の組織と手を組み、ここ数年、法輪功修煉者たちに様々な妨害活動をしてきた。法輪功修煉者たちが配布する資料や新聞が荒らされたり、時には脅迫電話も受けた。

'图3:中国城里的法轮功真相信息台'
 チャイナタウンで法輪功を紹介

 それでも、法輪功修煉者たちは弛まず人々に法輪功を紹介し続けている。毎週末には必ずチャイナタウンで真相を伝えている。週末のチャイナタウンは人だらけである。ずっと真相を伝えてきたので、チャイナタウンで法輪功の真相が広がった。

 初めの頃、中共の領事館に唆された現地人が、横断幕を奪うなどの様々な暴力行為をはたらいていたが、法輪功修煉者たちの強靭な意志の前で後退した。市政府から外で煉功する許可を得て、チャイナタウンで煉功を続けてきた。昨年、市政府は十字路を歩道に改善した。法輪功修煉者たちは「法輪大法」と書かれた黄色のTシャツを着て、歩道の真ん中で煉功をしているが、警官は見て見ぬふりをしている。今では、法輪功はチャイナタウンで有名な光景となった。

 華人以外に、地元のアルゼンチン人もチャイナタウンをよく訪れる。市政府の関係者たちも、法輪功修煉者たちを信用してくれ、何を申請してもすぐに許可してくれる。これは修煉者たちが長年、努力した結果である。

 法輪大法が世界最大規模の書展に参加

 年に一度のアルゼンチン国際書展は世界最大規模を誇る。毎回400を超える世界各地の出版会社と書店が参加する国際水準の文化イベントである。2004年に法輪功はこの大イベントに参加した。メキシコ・コロンビア・ウルグアイなどの書店が『轉法輪』の販売に興味を示した。今回の書展をきっかけにウルグアイでも煉功拠点を設立した。


 2004年のアルゼンチン国際書展で法輪功を披露
'图4、图5:从二零零四年开始,每年法轮功学员都参加阿根廷国际书展'
 アルゼンチン国際書展に参加した法輪功の書籍
ブース前に多くの人が集まる

 書展では、法輪功の書籍ブースの前に長い列ができた。人々は興味津々に法輪功について訪れていた。

 2006年、アルゼンチン「大紀元時報が第一回の国際書展に参加した。スペイン語の『九評共産党』は、60年間にわたって中共に国を奪われ、国民が拉致されて虐殺された歴史が紹介されていて、多くの人々の興味を引いた。

 毎年、中国領事館は法輪功が書展に参加することを阻止しようとした。アルゼンチンの文部省に法輪功を誹謗中傷するデマを振りまき、また参加を阻止する要請をしたが、文部省はその要求を拒否した。文部省の中共領事館への回答の中に「本書展は個人が組織したもので政府は関与できない」とあった。中共の妨害工作は失敗に終わった。結局、中共は書展から撤退し、中共関係の書籍は全くなくなった。

 ドキュメンタリー映画「フリーチャイナ」 大学で上映

'图6:私立大学里的师生们认真观看纪录片《自由中国》'

私立大学でドキュメンタリー映画「フリーチャイナ」 が上映された

 法輪功迫害の真実をインタビューや記録によって作成された、ドキュメンタリー映画フリーチャイナ(Free China)」 がアメリカで数々の賞を授与されている。同映画アルゼンチンの大学で上映され、人々の注目を浴びている。特に、中共による人権迫害は人々の怒りを買った。学生たちは中国文化の討論会を行い、法輪功の迫害問題についても言及した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/15/275359.html)
 
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