江蘇省:重刑判決のエリート女性 再び連行される(写真)
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  【明慧日本2013年6月26日】江蘇省南京市の法輪功修煉者・成海燕さん(50代)は先月30日、窓から自宅に不法侵入してきた市江寧区「610弁公室」の警官に連行された。成さんは法輪功を学んでいるとして、精神病院に入れられたことがあり、10年間も刑務所に拘禁されたこともあった。

成海燕
 成海燕さん

 成さんは知的でエリートである。成さんは中国薬科大学と上海交通大学で二つの学位を取って卒業し、数カ国の言語が堪能、中国薬科大学に就職をした後に助教授となり、広報部の責任者を務めた。その後、成さんは徐州医薬健康食品貿易会社に転職し、マネージャーになった。1995年に夫が南京軍管区へ移動となったため、成さんは江蘇物資グループに転職し、軽工業紡織業会社社長に就任して、懸命に仕事をしたことで会社の業績が著しく成長した。そのため、成さんも毎年、賞を授与されていた。

 成さんは1997年に法輪功を修煉し始め、「真、善、忍」の法理に従って自分を律し、以前の傲慢でわがままな性格、批判的な声を聞かない、自己中心などの悪習を変え、いつも優しく人に接し、人のことを優先するようになり、周りの人から良い評判を得た。

 しかし、1999年7.20から、中共(中国共産党)当局は法輪功への弾圧を開始した。成さんは法輪功の修煉を堅持しているとして、数度も洗脳、連行、拘禁などの迫害を受けた。

 強制的に精神病院に入れられる 

 2000年9月、成さんは法輪功を学ぶ自由が欲しいと陳情するため北京へ向かったが、途中で警官に尾行され、南京駅で連行された。警官は『轉法輪』を持っているという理由で、成さんを市留置場に拘禁した。成さんは拘禁されている間、警官は成さんの家に行き、成さんの夫が軍の高官にもかかわらず、家宅捜索まで行なったという。

 その後、成さんは強制的に南京市の精神病院に入れられ、4カ月間苦しめられた。成さんは、見舞いに来た人に「正常な人が精神病院に入られて、一日中に精神障害者と一緒にいなければならず、精神障害者と扱われ、薬も注射も強要され、本当に刑務所より苦しいです」と話したという。

 2002年の始め、成さんはほかの地方で連行され、徐州市北山留置場に拘禁された。留置場で警官は「もし、お前が『法輪功を放棄する』というなら、お前をすぐに釈放するが、言わなければ、お前に労働教養処分を科すぞ」と脅迫した。しかし、警官の拷問でも、誘惑でも、家族の説得でも、成さんは心を動じず、信仰を堅持した。

 離婚を強いられる

 成さんの夫が勤めている南京軍管区は積極的に江沢民に追随し、当時の軍管区の共産党委員会の書記・温中仁(死亡)は自ら指揮し、成さんの夫に成さんとの離婚を迫った。 江蘇省「610弁公室」のリーダー・王栄生(白血病を患う)は軍管区と結托し、成さんを精神病院に入れることに加担したこともあり、事前に、「仲が悪いから離婚したい」という「合意書」を用意して、成さんに婚姻法に反する「合意書」に署名を強いた。成さんはその合意書に「私は法輪功を学び続けます。夫を巻き添えにしないようにするため、署名をぜざるをえないのです」と書いた。

 合意書を書かされた後、軍管区の共産党委員会は成さんの夫に「3カ月以内にこの女性(知らない女性)と結婚しなさい。執行しなければ、軍隊から離れろ」と命じた。成さんの夫は命令のとおりに従ったが、その後、軍隊から退職させられたという。

 重刑判決を言い渡される

 2002年8月、成さんは懲役10年の重い判決を言い渡された。その後、成さんは上訴したが、却下され、南通女子刑務所に収容された。

 刑務所で警官は成さんに「真、善、忍」への信仰を放棄させるため、様々な下劣な手段を取った。成さんは法輪功を貶す本を強制的に読まされ、零下の冬に薄着させられ、人と話すことや生活用品を買うこと、入浴することなどが許されなかった。成さんは血圧が240mmHg(収縮期血圧)以上になっても、重労働を科されたまま、しかも、手足で殴られたり、物で殴られたりなどして、いつも傷だらけになっていた。ある日の夜、成さんは監視カメラを避け、トイレで功法を練習したが、警察に見つかり、すぐに重い足かせと手錠をつけられ、受刑者らに交替で寝ないよう監視された。

 しかし、成さんは周りの人に善をもって接していた。成さんは受刑者たちに良い人になる道理、「天安門焼身自殺事件」の真相、法輪功が世界中に広がっていることなどを熱心に話した。それで、受刑者たちは徐々に、「真、善、忍」を受け入れ、不良な習慣を改善し始め、『洪吟』の詩句も学び、「刑務所から出た後に法輪功を学びたい」と言う人もいた。

 再び連行される

 2010年、成さんは釈放されたが、帰る家がなく、放浪生活を余儀なくされた。生計のため、成さんは薬局でアルバイトをした。2011年、成さんは10年の不当判決について、徐州市裁判所などの機関に提訴したが、その後に突然失踪し、行方不明になった。実は、成さんはある法輪功修煉者の家を訪ねたとき、待ち伏せている南京市国保(国家安全保衛)大隊の警官に逮捕された。拘禁されている間、成さんは依然として、警官らに法輪功の真相を伝えた。それにより、良識がある警官は、成さんを解放した。

 しかし、今年5月下旬、成さんは再び、窓を割って不法に侵入してきた警官に連行された。成さんは現在、どこに拘禁されているのか不明である。

 それに、成さんの迫害に加担した人に忠告したい。善悪に応報があると言われるように、自分と家族のために、いち早く愚かな行動をやめ、迫害を停止すべきだ。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/12/275243.html)
 
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