吉林省:銀行元マネージャー 6度目の不当連行(写真)
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 【明慧日本2013年6月26日】吉林省の伊通県建設銀行の貸付部門の元マネージャー・王金波さんは今月5日午前9時過ぎ、アルバイト先で松原市公安局国保(国家安全保衛)大隊の警官に連行され、留置場に拘禁された。

王金波
 王金波さん

 王さんはいつも仕事をとても真面目にやり遂げたため、何度も表彰を受けた。しかし、1999年7.20に中共(中国共産党)が法輪功への弾圧を開始してから、王さんは法輪功を学んでいるという理由で精神的にも肉体的にも残酷な迫害を受けた。王さんは勤続年数を買い取られて失業させられた。一家の生活を維持するため、王さんは故郷を離れ、松原市でアルバイトをした。王さんの妻・厳中華さんも法輪功修煉者で、法輪功を学んでいるとして、当局からの迫害を受けた。

 警官は王さんを連行するとき、王さんが仕事用の金庫を開けるよう強要したが、王さんは拒絶市た。そして、警官は鍵師を呼び、金庫を開け、現金3千数元(約5万円)を没収した。その後、警官は王さんの住む部屋に行き、家宅捜索を行い、王さんの私物まで没収した。王さんのアルバイト先の学校の請負人(社長)は用事でほかの地方に行っていたが、警官が社長に何度も電話をかけて戻るように要求し、脅して恐喝もした。警官は王さんの親族に対しても、嫌がらせをしたという。

 松原市公安局の警官は伊通県の警官と結托し、王さんの妻の勤め先(伊通県社会保険会社)まで行った。王さんの妻が休暇を取って出勤していなかったため、警官は王さんの自宅へ向かって、家宅捜索を企んだ。

 王さんは今回の連行を含めて、6回にわたって連行されることになった。

 2001年2月5日、王さんの妻が法輪功のチラシを配った際、警官に連行され、拘禁された。王さんの行方を追っている警官は、王さんの親戚に「王金波を家に戻るように呼べ。俺たちは何にもしないから」と言ったが、王さんは帰るとすぐ警官に連行され、留置場に拘禁された。その後、警官は王さんからお金をゆすり取って、王さんを釈放した。

 2002年4月、王さんは警官に連行され、地元の留置場に1カ月間拘禁された。同年の8月26日、派出所の警官は仕事中の王さんを連行し、労働教養3年の処分を科した。その理由として、王さんが洗脳班へ連行されることに抵抗したためだった。

 2005年11月、地元の「610弁公室」の警官は王さんの妻を連行し、撫順市羅台山荘洗脳班に入れた。王さんは妻の勤め先に行き、詳しい事情を聞こうとしたが、途中で警官に派出所に連行され、当日に解放された。しかし、その後、警官は秘密裏に王さんに労働教養処分1年半を下し、王さんを監視し続けた。

 2008年4月の北京五輪前、警官は王さんの家の近くで待ち伏せ、王さんを連行した。そして、警官は2005年に王さんに秘密裏で労働教養処分を下した手続きを持って、王さんを長春市の朝陽溝労動教養所に送ったが、手続きが無効になったため、教養所側に断られた。そして、警官は素早く新たに、王さんに労働教養処分の手続きを取り、無理やりに王さんを同所に入れた。王さんは教養所で警官の要求に抵抗し、断食して迫害を抗議したが、拷問を受け、危篤に陥り、緊急処置を受けた。労動教養所は万が一の時に責任を負うことを恐れて、5月に王さんの家族に「王金波を迎えに来い」と知らせた。

 2008年7月から、王さんは一家の生計のため、そして再び連行を避けるため、故郷を離れ、松原市実験高校(松原第3高校)でアルバイトを始めた。そこで今月5日、王さんは6度目の連行を強いられたという。

 現在、警官は王さんの親戚数人にも恐喝や嫌がらせをし、精神的な圧力をかけている。親戚たちは警官からの圧力に耐えながら、王さんのことをとても心配している。ここで、正義ある社会の各界の人々に呼びかけたい。王さんが一日も早く解放されるよう、救援の手を貸していただきたい。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/12/275255.html)
 
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