イギリスの法輪功修煉者 中国で監禁されている父親の救援を呼びかけ(写真)
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 【明慧日本2013年6月28日】今年の6月16日は父の日だ。世界各地では様々な方法で父の日を祝い、父親に感謝の気持ちを伝えている。しかし、現在イギリスに在住の于銘慧さんにとって、この日は非常に心が重く、どうしても喜ぶことができない。父親の于宗海さんは自らの信仰のため、中共(中国共産党)に不当に連行され、黒竜江省の刑務所で迫害されており、今年で12年目になる。さらに過去6カ月間、父親について何の情報も入っておらず、家族との面会も認められていない。安否をとても心配している。于銘慧さんの母親も中共当局に拘束されて、もう10年になる。

 1999年7月20日から、中共は法輪功に対する不当な迫害を開始した。当時、于銘慧さんは12歳だった。その時から、于さんは父と母がこの世にいるのに、その愛を受けることなく育った。そればかりではなく、両親はすべての自由と権利を失っている。ただ自分の信仰の自由を求めただけで迫害された。父親は芸術家で母親はシニアエンジニアだった。現在、于銘慧さんは父と母の身柄を直ちに釈放し、この犯罪の責任者を直ちに法で裁くよう、中共当局に強く要請している。

 2010年から、于銘慧さんはイギリスのケンブリッジ芸術学院でファッション設計を学び、現在はロンドンでメディアの仕事に従事している。仕事の合間に両親の釈放を求めるという忙しい毎日を送っており、イギリス社会は彼女に対して大きな同情を示している。


写真1:イギリスの地方新聞紙「North London Today」は2013年1月13日、記事を発表して、于銘慧さんの両親が中共に迫害されていることを大きく報道した

 イギリスに来た頃、于銘慧さんはイギリスの法輪功修煉者が真相を伝える活動に参加し、父と母の釈放を訴えて署名を集めていた。続けて、于さんは沢山のハガキを用意し、父親の写真をハガキに印刷して父親が受けている迫害を紹介する記事をハガキに書き込んだ。ハガキの送り先は中国の黒竜江省牡丹江刑務所で、多くのイギリス国民が署名したハガキが、一枚また一枚と牡丹江刑務所に送られた。その後、周りの友人の紹介で、于銘慧さんは北ロンドン地区の市会議員と連絡を取り、両親の釈放への協力を依頼した。そして今年1月13日、地方新聞紙「North London Today」が「娘が両親の釈放のため助けを求めている」(Daughter pleads for help to get parents out of Chinese jail)というタイトルで記事を大きく掲載した。両親の身に何が起きたのかという形で、中共による法輪功修煉者への迫害の詳細が紹介されていた。

写真2:2013年6月、于銘慧さんはヨークで行われた「真善忍国際美術展」の開会式でスピーチを行った

写真3:于銘慧さんが父を助けるために自ら作成したハガキを手に持ち、展示作品『孤児の涙(父の遺骨を持った少女)』の前に立ち写真を撮る

 「真善忍国際美術展」はイギリス各地で行われている。この日、于銘慧さんはヨークで行われた美術展の開会式で、父親が現在危篤状態であり、安否をとても心配していると、自らの気持ちを訴えた。少女が父を思う心からの気持ちに、訪れた人々の心は動かされ、誰もが中共に対して怒りを覚えていた。

写真4:イギリス・ヨーク地方の主要新聞紙「The Press」が今年6月10日付の記事で、「(真善忍)美術展は人権を強調」というタイトルの文章を搭載した

 于銘慧さんの父親・于宗海さんの境遇に、人々の心は動かされている。130年の歴史を持つ有力紙「The Press」は2013年6月10日付の記事において「(真善忍)美術展は人権を強調」というタイトルで、次のように掲載した。「中国出身の少女・于銘慧さんが父の釈放を訴えている。父の于宗海さんは法輪功を修煉しているという理由で中共当局に監禁され、様々な迫害を受け尽くし、危篤状態に陥って安否が心配されている」

 「真善忍国際美術展」の主催者によると、美術展の作品の多くは実際に起きたことが描かれていて、人権侵害は中国で日常的に起こっているという。

 于銘慧さんは発言の中で、「『真善忍』を信仰している父を誇りに思います。両親は『真善忍』の教えに自らを照らしあわせて良い人になろうとしている、ごく普通の市民です。ただし、両親は強権と暴力の前で自分の信仰を曲げずに持ち続け、邪悪な迫害の前で負けませんでした。このような勇敢な両親を誇りに思います」と述べ、中共当局に対して、直ちに無罪の両親を釈放するように強く要請した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/19/275550.html)
 
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