【明慧日本2013年7月8日】甘粛省蘭州市城関区駅の元街道公務員である法輪功修煉者・韓仲翠さん(54歳女性)は、法輪功を学んでいるという理由で、龔家湾洗脳班に拘禁された。韓さんは独房に監禁され、後ろ手にして吊るし上げる拷問、詳細不明な薬物投与、飲水禁止、トイレ禁止、睡眠のはくだつ、虐待、大雪の日に薄着で室外に立たされるという壮絶な迫害を受けた。
韓さんは摂氏零度以下の冬季が終わるまで、床と壁しかない冷たいコンクリート上で拷問されたことがある。それ以降も、長期間枷をかけられたため左腕を脱臼し、右手は神経痛、手の甲の骨折、腰痛などで治療の施しようがなかった。それにもかかわらず、食べ物に毒物を入れられた韓さんは、大変衰えた。
5、6歳ほどの知能を持つ韓さんの息子(23)は、痴呆症患者である。夫に捨てられた韓さんは、自力生活のできない息子と共に苦しい生活を強いられた。親子2人は、中共(中国共産党)当局の弾圧政策の下で、圧力をかけられた会社側から理由もなく解雇された。韓さんはアルバイトで得た少ない収入で何とか生活を維持していた。
昨年7月中旬、韓さんは蘭州市九洲第一刑務所に拘禁された。その間、韓さんの家族は何度も陳情し、韓さんの解放を要求した。
今年6月、家族は施設の所長と面談できた。しかし、所長は拷問の実態の聞き取りを行なった状況下で、韓さんの無実を知りながらも、韓さんの人権を無視し「韓さんのことは裁判所の責任だ。俺とは関係ない」と言って、家族を追い払った。
家族は裁判所へ行き、韓さんのために陳情したが、結局、同所に宣告された懲役3年の判決書を渡された。さらに、裁判所側は判決内容を否認した家族に代わって、役人自らが判決内容に同意する判決書に署名をした。
先月28日、家族は蘭州第一刑務所へ面会に行ったが、韓さんは、すでに甘粛女子刑務所へ移送されていたという。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)