米国の中国人留学生が不当拘禁 家族は迫害死
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 【明慧日本2013年7月14日】昨年の夏休みにアメリカに留学した王鼎一さんは、2年ぶりに故郷の徐州市に帰省した。バスで法輪功真相を伝えたという理由で不当に連行され、身柄を拘束され、留置場で1週間の迫害を受けた。期間中、取り調べを受け、長時間にわたって日に曝され、便座の隣に寝かせられ、食事を禁止されるなど地獄の日々を送っていた。

 中共による14年に及ぶ迫害の中、王さんの家族は法輪功を学んでいるという理由で、迫害されて死亡した人や、監禁された人がいる。以下は、家族が受けた迫害事実について王さんが自ら述べたものである。

 私は王鼎一と申します。江蘇省徐州市に住んでいます。2010年にアメリカに留学し、2012年7月に帰国した時、強制的に連行されて1週間拘禁されました。

 私の家族、親族は長年にわたり、中共の迫害によって、死亡あるいは身体が不自由になりました。

 父は何度も連行され、精神病院に拘禁、労働教養も科された

 父の王永新さんは1998年に法輪功を修煉し始めました。修煉してわずか数日間、胃病が治り健康を取り戻しました。父の変化を見て、母と私も修煉し始めました。

 しかし、1999年7.20以降、私の家族は修煉しているという理由で相次いで迫害されました。

 1999年10月2日、伯父と父は天安門広場に陳情に行ったという理由で、北京の警官に殴られ、地元に連れ戻されました。そして、精神病院に拘禁され、神経に影響する薬物を強制的に注射されました。

 翌年の6月、父は信仰を放棄しないという理由で勤め先に除名されました。伯父は迫害から逃れるために、洛陽市に行きました。

 2006年12月3日、父は徐州市奎山派出所に連行され、骨折するまで惨い暴行を受けました。

 2008年7月21日、警官は父が法輪功の関連書籍を携帯したという理由で再び強制連行しました。父は徐州市留置場に拘禁され、その後、江蘇省方強労働教養所に拘禁されました。期間中、父はよく警官に拷問・罵る・殴打など、残酷な迫害を受けました。

 2012年4月30日10時ごろ、父は徐州市公安局の警官に連行され、徐州市留置所に5日間拘禁されました。

 伯父が8日間迫害され死亡

 2011年2月12日の午前、王さんの伯父・王立新さんは洛陽市王城公園で法輪功の資料を配っていた時、地元の公安局の警官に強制連行されました。洛陽市留置場に拘禁され、蛮行はそれは酷いものでした。伯父は断食で迫害に抗議したため、警官に灌食され、わずか8日後に死亡しました。

 伯父は2月24日に死亡し、遺体は103コミュニティ病院に移送されました。病院側は偽のカルテを作り、伯父は病死したとねつ造しました。さらに、囚人に偽証をさせ、家族の同意がないまま遺体を火葬しました。そして、伯父と同じ牢屋の囚人および目撃者を解散させました。

 帰国後に連行された

 2010年1月、親戚の協力で私はアメリカに留学しました。

 2012年7月の夏休み期間、私は中国に帰ってきました。7月27日午後6時ごろ、私は資料を貼ったという理由で徐州市公安局の警官に連行され、徐州市留置場に拘禁されました。

 期間中、私はよく殴られました。ある大きな木に手枷をかけられ、一晩中立たされました。毎日2時間、太陽の日に曝され、便座の隣に寝かせられ、煉功を禁じられ、食事も禁じられるなど残酷な迫害を受けました。1週間後、私は解放されました。

 8月20日、私は中国を離れ、アメリカに来ました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/7/1/275803.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/7/11/140979.html)
 
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