運転中に突然連行された法輪功修煉者 不当判決に直面
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 【明慧日本2013年7月19日】広東省・汕頭市国保(国家安全保衛)の警官は今年2月23日、法輪功修煉者・王洽さんを強制連行し、洗脳班で拷問をして自白を強要した。3月7日、王さんを汕頭市鮀浦留置場に監禁した。5月29日、汕頭市公安局は資料を作り直して市検察院へ渡し、王さんを起訴しようとしている。

 道を遮り 拷問で自白を強いる 

 2013年2月23日午後1時過ぎ、王さんが運転していたところ、突然道の両側に潜伏していた警官らに遮られ、強制連行された。警官は王さんの車内の捜査を行なったが、いかなる証拠も見つけられなかった。 

 警官は王さんを洗脳班に連行し、椅子に座らせ100時間あまり手錠をはめたままで、自白を強いた。警官は交替して尋問を行い、恐喝したり殴ったりして、昼夜を問わず5日間も王さんを眠らせなかった。その間にも、王さんの飲食物の中に不明薬物を投入したので、王さんは頭がぼうっとなった。警官は王さんに自分がリーダーであることを承認させ(実際は、修煉者の中にリーダーはいない)、明慧ネットで迫害を暴露する文章を発表したことを認めさせようとした。また「 族と他の修煉者は皆捕まえられ、自白しなければ全員を釈放しない」と脅迫された。 

 3月7日、王さんは汕頭市の鮀浦留置場に監禁され、重点的な迫害対象と見なされ、労役をさせる時も監視役に監視され、他の人との会話などは許されなかった。 

 警官は「あいつら一家を離散させてやる」 

 2月23日の午後3時頃、汕頭市公安局・澄海公安局・610弁公室など関連部門の20数人は、王さんの自宅を捜索した。警官の李東明は「法輪功修煉者を捕まえたら、絶対あいつら一家を離散させてやる」と喚き立てた。 

 李東明はまた「もし10年後に自分が定年退職していなければ、おまえの6歳の娘をも連行する」と言った。 

 王の家族が汕頭市国保(国家安全保衛)大隊へ状況を尋ねに行ったところ、李東明は「そんなに質問攻めするなら、おまえの母と妻を逮捕するぞ」と脅かした。汕頭市国保の警官は他市に住む王さんの親戚(修煉していない)の家に行き、騙したり恐喝したりした。 

 3月7日、王さんは拘禁された後、家族との面会はずっと許されていない。現在、家族はすでに北京の弁護士に弁護を依頼した。 

 一家3世代が迫害に遭う 

 王さんの父・王培明さんは1996年に修煉を始め、「真・善・忍」に従って正直に商売を経営し、熱心な人となりのため、煉功所の連絡担当者に選ばれた。1999年7.20、中国共産党が法輪功を迫害し始めた後、熱心な修煉者は迫害の重点対象となった。 

 2000年6月26日、汕頭市610弁公室・公安・澄海市610弁公室・関連部門の警官らは、王培明さんを澄海公安局で騙し、連続3日間尋問を行い、拷問で自白を強いた後、白沙留置場で2年半拘禁した。期間王培明さんの住宅・店舗は差し押さえられ、乗用車は外砂派出所に奪われた。澄海市書記・羅仰鵬らは何度も「殺してやる!」と憚らずに言った。 

 王培明さんは2年6カ月、労働教養を強いられ、また拘禁され洗脳班で3カ月以上苦しめられた後、しかたなく故郷を離れた。そして、2005年9月19日に亡くなった。享年51歳。 

 王さんの母・蔡悦嬋さんは、2000年6月26日、不当に白沙留置場で拘禁され、迫害された。2010年12月4日、神韻公演DVD1枚を人に贈ったため、警官に連行され汕頭市鮀浦留置場に拘禁された。2011年7月7日、汕頭市の竜湖区裁判所は、蔡さんに対して懲役1年6カ月の判決を下した。

 王さんの祖父・王恵敬老人は、2000年末に連行され、白沙留置場で5カ月間、迫害された。2001年5月ごろ、澄海610弁公室・国保大隊・外砂610弁公室・外砂派出所の警官10数人が、王さんの家に行き、再び王恵敬さんを連行し、澄海莱蕪洗脳班で50日間苦しめた。2012年末、王恵敬さんは迫害され死亡した。  

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/7/5/276242.html)
 
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