雲南省:刑務所から解放された法輪功修煉者 精神病院に監禁
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   【明慧日本2013年7月23日】雲南省昆明市の法輪功修煉者・趙飛瓊さん(41歳女性)は今年5月16日、4年間の刑期を終え、傷だらけの体で、雲南省 第二女子刑務所から解放され、宣威市曲靖市の実家に送られた。

 その2日後の18日、趙さんは昆明市にいる娘のことが心配で、昆明に行った。その後、趙さんは昆明市で仕事を見つけた。しかし、先月5日、宣威市政法委(610弁公室を直轄する共産党組織)書記、「610弁公室」と虹橋派出所の警官数人は、出勤途中の趙さんを連行し、「健康診断をする」という理由で趙さんを宣威市に連れ戻した。その日の夜、警官は趙さんに「お前は脳の病気、精神病を患っている」と嘘を言い、趙さんを宣威市の雲峰精神病院に強制的に送り込んだという。

 趙さんは釈放される約2週間前、警官と受刑者らに倒され、強行に成分不明の薬物を足の付け根部分の三箇所に注射された。その数日後、趙さんは昏睡、記憶減退、頭がぼうっとするなどの症状が現れた。

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)
 
拷問の実演:成分不明の薬物を注射される 

   2009年5月16日、趙さんは法輪功が迫害されている内容のチラシを配ったとき、警官に連行され、五華留置場に拘禁された。その6カ月後、懲役4年の実刑判決を言い渡され、省第二女子刑務所に収容された。

 刑務所で趙さんはさまざまな迫害を受けた。2010年1月18日、趙さんは「法輪大法は素晴らしい」と叫んだため、手錠をかけられ、独房に拘禁された。趙さんは手を手錠から抜き、法輪功の第五式の功法を練習したが、警官に見つかり、両腕を背中に回されて手錠をかけられ、寝るときも外されなかったという。

酷刑演示:背铐

                         拷問の実演:両腕を背中に回されて手錠をかけられる

   2010年3月中旬、刑務所の独房を増築するため、多くの労働者が刑務所に来た。趙さんは労働者たちに法輪功が迫害をされている事実を伝えたいと思い、「法輪大法は素晴らしい。世界には『真、善、忍』が必要。共産党が法輪功を迫害している。良い人を拘禁している」と叫んだ。そのため、警官は麻薬犯に指示し、趙さんのえりを引っ張って、趙さんの頭を壁に向かって力一杯でぶつけさせた。趙さんは頭に傷を負い、独房に入れられ、太陽の光も入らない暗い独房で9カ月間も拘禁されたという。

 2011年4月17日、趙さんは大声で「法輪大法は素晴らしい」と叫んだ。「三書」を書いたある法輪功修煉者がその叫びを聞いて、目が覚め、「三書」を書いたことをとても後悔したという。そのため、警官は趙さんが周りに大きな影響を与えていると分かり、趙さんを再び独房に拘禁した。独房で趙さんは服を脱がされ、布団も与えられなかった。それに対し、趙さんは三日間断食して抗議したが、7カ月間独房に拘禁され続けた。

 2012年3月13日から、趙さんは再び独房に拘禁された。

 今年4月末、警官らは趙さんに成分不明の薬物を強行注射した。5月16日、趙さんは解放されたが、刑務所の拘禁中に夫に離婚手続きをされたため、実家に帰るしかなかった。

 趙さんは1997年に法輪功を学び始めた。その後、趙さんは修煉者の基準に従って自分に要求し、心身ともに浄化され、親孝行もよくできて、幸せな家庭を築いた。

 しかし、1999年7.20から、中共(中国共産党)当局が法輪功への弾圧を開始した。趙さんは法輪功を学んでいるとして、労働教養所や刑務所に繰り返し拘禁されていた。

 2001年~2003年、趙さんは省女子労働教養所に2年間拘禁され、教養所で「転向」に屈しなかったため、59日間刑期を延長された。

 2004年、趙さんは懲役4年の実刑判決を下され、8月10日に省第二女子刑務所に収容された。

 2009年、趙さんは再び4年の実刑判決を宣告され、5月16日に省第二女子刑務所に入れられたという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/7/9/276417.html)
 
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