【明慧日本2013年8月13日】アイルランド議会は先月10日、中共(中国共産党)政権が毎年、8千人の罪のない人たちから臓器狩りをしており、それは軍隊が掌握している臓器移植市場の需要に応じるためであると知らされた。2001年来、少なくとも6万5千人の法輪功修煉者が臓器を収奪されて死亡している。
『アイルランド時報』は先月11日、この告発はカナダの人権弁護士デービット・ マタス氏とアメリカの記者イーサン・ガットマン氏によるものだと報道した。彼らは長年にわたり、中共の法輪功修煉者に対する人権侵害や生体臓器狩りを調査している。
先日、彼らはアイルランド議会を訪れた。中共による法輪功修煉者や死刑囚からの生体臓器狩りを制止させるため、イスラエルが立法したようにEUでも立法し、臓器移植を目的とする旅行を禁止するようにと彼らはアイルランド政府を促した。
マタス氏は「このようなやり方は、中共の謀殺を完全に阻止することはできないが、中共の共犯者になることはなく、さらに中共に我々の立場を伝えられる」と述べた。
ガットマン氏は中共の生体臓器狩りに関する調査はすでに7年間にわたっているという。同氏は「中共の法輪功修煉者に対する虐殺は違法行為である。そこで中共は修煉者を行方不明にした。証拠は明らかである。中共の執行グループは処刑される人を完全に撲殺するまで故意に傷害せず、生体から臓器を収奪している。このように、臓器を摘出されたことが彼らの本当の死因である」と述べた。
アイルランドの上院議員デヴィッド・ノリス氏は「生体臓器狩りは大規模な非人道的犯罪で、ジェノサイド(集団虐殺)だ」と語った。ノリス氏が提起した動議はアイルランド政府を促し、国際社会で中共による生体臓器狩りに反対した。この動議は、議会で満場一致で可決された。