江西省:労働教養所の法輪功修煉者 刑期満了も解放されず
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 【明慧日本2013年8月29日】江西省九江(きゅうこう)市の法輪功修煉者・譚美麗さん(50歳女性)は1999年7.20に法輪功が中共(中国共産党)当局に弾圧されて以来、中共当局に一連のひどい迫害を加えられ、何度も不当に連行された。幼少の頃から小児麻痺を患っていた譚さんは、労働教養処分などの不当判決を宣告され、前後6年間にわたって拘禁された。

 昨年8月17日、譚さんは徳安件裁判所の前で連行された。その後、労働教養1年を宣告され、省女子労働教養所に拘禁された。譚さんの夫は数回にわたって施設へ行き、妻との面会を求めたが拒否され続けた。

 8月17日、譚さんは刑期満了日を迎えても釈放されず、そのまま省麻薬中毒回復所に移送された。2日後、家族は譚さんが転向しないため26日間、刑期を延長されたと知らされた。

 8月19日、家族は上級部門の省労働教養局へ行き、譚さんの不当拘禁に抗議し、譚さんの無罪解放を求めた。

 8月20日午前、家族は麻薬中毒回復所で上級部門へ訴えたことを伝え、譚さんを解放するよう強く求めたにもかかわらず、施設側は認めず、家族を追い払おうとした。しかし、同日午後、譚さんは家に戻ることができた。

 *訳者注

 中国国営メディアの「新華網」や「央視網」は、公式ブログで「労働教養(労教)制度停止」のニュースを伝えた。しかし人民日報系のニュースサイト、「人民網」は「央視網」の記事を「労教制度の『年内停止』は『廃止』とは違う」との見出しで転載し、「廃止」ではないことを強調した。また当初、「年内停止」と伝えた中国各メディアの記事も、その後、ネット上から次々に削除された。共産党指導部内部での意見の対立を窺わせるような展開が見られる。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/8/23/278552.html)
 
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