【明慧日本2013年8月30日】遼寧省撫順市の衛生局薬物検査所の職員・包艶さん(55歳女性)は法輪功を学んでいるという理由で、中共(中国共産党)当局にいろいろな迫害を加えられた。中共当局の迫害から逃れるため、包さんは自宅を離れて3年以上の放浪生活を余儀なくされた。その間、中共当局の圧力の下、姑と夫が亡くなり、家庭を壊されてしまった。
包さんは結婚した後、舅と姑と同居し、一家は姑の言うことを絶対に正しいと信じて生活していた。包さんは姑とのトラプルが多く、夫はいつも姑の言いなりになり、離婚寸前となった。そのため、包さんは不眠症になり、体が憑き物に取り付かれて支配されているようだった。
包さんは憑き物のせいで、毎日大食いで、さらに家庭とのトラブルで自殺を考えた。
しかし、幸いにも包さんは1996年に法輪功と出会い、『轉法輪』を読み始めた。『轉法輪』を1回読んだ後、包さんは初めてよく眠ることができた。その後、包さんは毎晩『轉法輪』を数ページ読み続けた結果、知らないうちに眠れるようになり、健康を取り戻した。周りの人が包さんの変化を見て、法輪功を学び始めた。
そして、包さんは『轉法輪』を読んで、人生に対するいろいろな疑問が解け、姑と夫に対する恨みも無くなった。姑は包さんと一緒に、いつも法輪功の創始者の説法を聞いているだけで、心臓病が良くなった。夫の高血圧症も改善し、穏やかな家族になった。
しかし、1999年7.20、中共当局が法輪功に対する弾圧を開始した。
2000年末、包さんは法輪功に対する迫害停止を求めて北京へ行ったが、警官に連行されて地元に送還され、市呉家堡労働教養所に3カ月間拘禁された。2001年の下半期、包さんは勤務先に3000元を恐喝され、衛生局に「保証金」として、2万元を支払わせられた。そうしなければ仕事を続けることを許されなかった。しかし、仕事をしても、毎月200元の給料しかもらえず、保険などを除けば、手取り30~60元しかなかった。
さらに、「敏感日」になると、衛生局局長が法輪功修煉者を監視するよう指示した。
2002年8月のある日、包さんは法輪功のチラシを住宅地で配った際、通報された。警官の連行を避けるために包さんは脱走したが、放浪生活を余儀なくされた。
2003年11月、包さんは吉林省梅河市公安局、山城鎮派出所の警官らに不当連行された。その後、包さんは麻薬中毒回復所に1カ月間、拘禁された。警官は包さんの実家から1万元をゆすり取った後、包さんを解放した。しかし、包さんは帰宅して数日後、市公安局の警官が包さんの自宅に不法に侵入し、包さんを連行しようとしたが、包さんは早めに家を離れたため連行を免れたが、再度、放浪生活を余儀なくされた。
包さんが3年あまり放浪生活を余儀なくされている間、姑と夫が亡くなった。姑はいつも、家に帰れない嫁のことを心配し、病気が悪化して死亡した。夫はいろいろな面から圧力を受け、家に帰っても1人で母親と息子の世話をしなければならず、脳出血を起こして死亡したという。
包さんは放浪生活を余儀なくされているため、仕事もお金も住む所もなく、そのうえ、中共当局の目を避けなければならず、本当に言葉では言い表せないほど、辛い日々を過ごしていた。