【明慧日本2013年9月6日】カナダ・トロント市の明慧学校は先月12日、6週間にわたる夏キャンプの活動を終えた。
年に一度行われる明慧夏キャンプは、先生や子ども達が一緒に過ごし、思い出となる活動だ。教師の一人は「皆さんは一緒に学法、煉功、発正念し、習字や絵画、ゲームなどを体験しながら成長しています」と説明する。ある子どもは「明慧学校にいると、自分が修煉者だと常に自覚を持つことができます。それは、先生が、どうすれば常に自分の心を修めることができるかという宿題を出してくれるからです」と話す。
キャンプで毎日煉功する子ども達 |
真剣に学法する子ども達 |
中国伝統文化を学ぶ授業 |
夏キャンプに参加した11歳のサニーさんは、毎年、オンタリオ州のミシサガから祖母の運転で連れて来てもらい、弟と一緒に参加することを楽しみにしているという。
サニーさんは「先生から、常に自分を修めることについての宿題が出されました。私はある日、学校のトイレに行きました。地面にはトイレットペーパーが散らかり、とても汚かったのです。私は、用務員さんは何をしているのかしら、用務員さんの責任でしょうと思いました。でもすぐに、自分が大法小弟子だと思い出し、用務員さんが忙しいなら、私が掃除しようと思ってきれいにしました。終わってから手を洗う時、とても気持ちよく、嬉しくなりました」と語る。
豆豆さんは、心と心のぶつかり合いがあった時、自分は修煉者だと思って乗り越えられる時もあるが、時には自分は正しくて相手が間違っている、と思い込んでしまう時もあるという。
「私のクラスの図工の先生が辞めることになったので、先生のためにプレゼントを贈ることになりました。ある友達が色紙をたくさん持って来ていました。私は一枚欲しいと言いました。友達は、私にも一枚、折るのを手伝ってほしいと言ってきました。でも私は作りたくありませんでした。すると友達は『一枚あげるんだから、折ってくれてもいいじゃない』と言いました。私は『色紙は安いでしょう』と言って、お互いに言い争いました。最後に皆は、飽きれて気まずくなっていなくなりました。昼食の後、私は修煉者だと考え直し、このままではいけないと気づき、自分から友達の所へ行って『一枚折るのを手伝うよ』と伝えました。そして、私達は元通りに仲直りすることができました」と豆豆さんは体験を語った。
幼児教育に携わってきた燕子先生は、「私のクラスは8〜12歳までの子どもがいます。最初は子ども達が私の言うことを聞かず、とてもわんぱくで頭が痛かったのです。ある時、常人の一般的な教育方法で抑えつけようとしたことがありますが、効きませんでした。その後、子ども達の特徴が分かってくると、だんだんと見方や教育方法を変え、最終的には私も子ども達もお互いにうまくいくようになりました」と語る。
また、燕子先生は、「最初は、子ども達が煉功している時に、目を触ったり、耳をかいたり、よく動いているのを目にしました。私はいつも注意していましたが、あまり効果はありませんでした。ある時、私は子ども達と一緒に座禅をしてみることにしました。すると、子ども達の場がとても純粋で、静かで、私心や雑念がないことを実感しました。よく動くのは子ども達の特徴で、純粋さが子ども達の本質なのです。それを理解してからは、私は注意することをやめ、子ども達を励ますだけにしました」と体験を話した。
「子ども達は時に、まじめに学法せず、学法したがらない時もあります。そんな時、私は『水の結晶』を話を聞かせます。『水の結晶は、嬉しくなる言葉を聞くと、きれいな形に変わります。私達が学法する時、法輪大法は宇宙で最も素晴らしいものなので、私達も最も良い状態で学法すべきですよね』と言い聞かせました。すると、子ども達はだんだんと喜んで学法するようになりました」
元気いっぱいの明慧学校の子ども達 |
明慧学校の協調人・王文先生は、2007年に明慧豆豆園を開園した。王先生は、「子ども達の成長を見ていると、本当に感激します。師父の慈悲と子ども達を加護していただいていることを感じるからです。保護者の皆さんには、どんなに忙しくても、子ども達の修煉のことを決して忘れないでほしいです。毎年の明慧の夏キャンプは、子ども達と6週間しか一緒に過ごせませんが、それ以外の時間は、お家で保護者の皆さんができるだけ子供と一緒に学法、煉功する時間を作ってほしいです。子ども達と一緒に精進しましょう」と願いを語った。