四川省の法輪功修煉者 洗脳班から解放された後も監視続く
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 【明慧日本2013年9月19日】四川省楽山市の法輪功修煉者・胡同玉さん(61歳女性)は今年6月3日、洗脳班が閉鎖されたことにより帰宅できたが、依然として警官に監視されている。法輪功が迫害されている内容のチラシやDVDを見つけるたびに、県610弁公室のリーダー・王茂林はすぐに胡さんの家に行き、「お前が配ったのか? お前を刑務所に入れてやる」と胡さんを脅迫した。

 胡さんは県の幼稚園に勤めていた。1996年、胡さんは法輪功を学び始め、心身ともに元気になったが、1999年7.20に中共(中国共産党)当局が法輪功への弾圧を開始し、様々な迫害を受けた。

 2003年のある日、胡さんは他の法輪功修煉者と街を歩いていた時、強引に610弁公室の警官に身柄を拘束され、2週間ほど刑務所に拘禁された。

 2008年のある日、知り合いの法輪功修煉者が、胡さんの住むマンションの前で胡さんの名前を大声で呼んだ時、胡さんを監視していた人が警官に通報した。そして、610弁公室の警官は胡さんの夫(県人事局に勤めている)を脅迫し、離婚まで強要した。その後、胡さん夫婦は復縁した。

 胡さんは県610弁公室の警官に「ブラックリスト」に載せられた。2013年前半、楽山市610弁公室は直轄組織に「『ブラックリスト』に載っている法輪功修煉者を全員、洗脳班に監禁しろ」と指示した。そして4月24日、県610弁公室、国保(国家安全保衛)、政法委員会の警官は、胡さんを楽山大石橋洗脳班に収容した。

 洗脳班に収容される前に、胡さんは警官が夫と娘に対して脅迫を行った事実を文書にまとめた。胡さんが洗脳班に収容された後、地元の修煉者たちは警官の行為を暴くため、胡さんが書いた文書を大量コピーして配布した。警官らは激怒し、5月9日に胡さんの自宅を不法に家宅捜索し、パソコン・プリンタ・コピー用紙・法輪功の関連書籍・法輪功創始者の写真など、約3万元の私物を没収した。

 楽山大石橋洗脳班は拘禁されている修煉者を心身ともに苦しめた。毎日午前中、法輪功と法輪功創始者に対して誹謗中傷のDVDを見せ、午後に「三書」を書かせた。「三書」を書かなければ、「労働教養所に入れてやる。手錠をかけてやる。死ぬほど殴ってやる」と脅される。また、「『三書』を書いたほうがいいよ。絶対、あなたのためだよ」など、修煉者を「転向」させるため、硬軟両様の手段を使って、「三書」を書くように強いた。洗脳班で修煉者たちはお互いに会話をしないように24時間監視されている。

  胡さんの夫は中共当局の行為に怒りながらも恐れ、妻のことを心配するあまり病気が悪化し衰弱してしまった。

  6月3日、洗脳班は閉鎖され、胡さんは帰宅できたが、未だに監視され続けている

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/8/18/278295.html)
 
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