明慧法会|黒巣の中で真相を伝える(一)
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文/中国雲南省の大法弟子

 【明慧ネット2013年9月23日】 慈悲で偉大なる師父、こんにちは! 同修の皆さん、こんにちは! 

 私は1996年に大法の修煉を始めました。『轉法輪』を一気に読み終えたとき、私は人生の真の意義が分かり、そのときから、最後まで大法修煉をし通すことを決心し、その後一度もその信念は動揺しませんでした。1999年「7月20日」、中共の江氏グループが法輪功への迫害を行って以来、私は旧勢力に隙を乗じられ、数回に渡り迫害を受けました。6回邪悪に尋問され、5回家財を差し押さえられ、拘禁され、一度は2年の労働教育を言い渡され、その後114日間の期間延長を強いられ、一度は5年の刑罰を下され、総じて言えば、私は7年半に渡り黒巣(刑務所)の中で過ごしました。しかし私は終始、大法と師父を堅く信じ、大法弟子の基準をもって自分を厳しく律し、問題に遭遇したら内に向けて探し、絶えず自分を修め、大法弟子が行うべき三つのことを実行してきました。以下において、私が黒巣の中で真相を伝えた体験をもって、師父と同修の皆さんにご報告したいと思います。

 迫害を否定する中で真相を伝える

 2000年、私は妻と一緒に法を実証するために北京を訪れました。行く前、私は妻にこう言いました。「今回、私達は絶対に捕まってしまうから、十分な心の準備をするように」 私達は着替えの服までもきちんと準備しました。実際、これは迫害を認めてしまったことでもあります。当時、一緒に北京へ行った多くの同修は私達と同じような考えを持っていて、結局旧勢力に隙に乗じられ、全員不当拘禁されました。私と妻も一緒に留置場に閉じ込められました。当時の私には、陳情が許されないなら、ここで大法を実証していこうという一念がありました。

 監房に入るや否や、拘留されている犯罪者達は私に「裁判」を行いました。これは留置場に入る全ての人が経験することでした。軽い場合、「拳殴り」を受け、即ち監房の全員に順番に拳やプラスチック製の靴の底で殴られることで、酷い場合、「飛行機飛ばし」や「高山流水」、「氷箱にしゃがむ」、「クマの掌あぶり」、「天燈を点す」などの虐待を受けなければなりません。開廷審問の際、彼らは私に、「何を仕出かしてここに入ってきたの?」と聞き、私は「法輪功を修煉していて、陳情をしに来たら捕まりました」と答えました。彼らは驚きの表情を隠さず聞いてきました。「法輪功って何?」。私は「それは人々の病気を追い払い、健やかな身をもって良い人になるよう教えてくれる高徳な大法です」と答えました。彼らは尊敬の念に打たれ、私への開廷審問を取りやめました。ここのボスは大学生で、89年の「六・四天安門事件」を知っていて、私から法輪功の情況を詳しく聞いた後、私を大事なお客さんのように接してくれました。

 翌日、私は留置場に入ってからの「談話」のために警察に呼ばれ、そこで彼に、法輪功とは何か、法輪功を修煉した後の私の変化、なぜ私は法輪功の修煉を堅持するか、私はなぜ北京で陳情をしなければならないなどのことを説明しました。彼は深く感動して、最後にこう言いました。「私はあなたの信仰を尊重します。しかし、この中では、ここの規則を守らなければなりません。一、煉功してはならない。二、法輪功を宣伝してはならない。三、受刑者に功法を教えてはならない」。私はそれを聞き、笑いました。彼はなぜ笑うのかを聞き、私は言いました。「私は自由な煉功の環境を求めるために北京へ行き、拘禁されたのに、煉功出来なければ私がここに拘禁されることは無駄になるのではありませんか? それに、法輪功は人に良い人になるよう、真、善、忍に沿って他人、社会に良い人になるよう教えていて、あなた達の受刑者の管理にも有益ではありませんか? 法輪功を宣伝することで何か悪いことでもありますか?」。彼はしばらく考え、こう言いました。「分かりました。私は一歩譲りますが、あなたも一歩譲って下さい。煉功や法輪功の宣伝は可能です。しかし、犯人に教え、一緒に煉功してはなりません」。私は「いいですよ。しかし、あなた自身が彼らに説明して下さい」と答えました。彼も承諾してくれました。心の中で私が思ったのは、前の二条も承諾してくれたから、最後の一条もあなたの勝手にはさせません。私に教わりたい人がいれば、私は教えます。談話後、警察は監房に来て、皆に宣布しました。「一、法輪功(警察の法輪功修煉者への呼び方)が煉功するとき、誰もが邪魔してはならない。二、法輪功からいかに良い人になるかをよく聞くこと。 三、誰も彼と一緒に煉功してはならない。分かりましたか?」「分かりました!」 こうして、私は煉功と真相を伝えるよい環境を得ることが出来ました。

 同じ監房の人達は私と縁があって、私は全員に師父の『洪吟』や『論語』などの経文の副本を渡しました。彼らは多くの悪習を改め、最後に、ボスが全員を動員して私から煉功を習い、彼らのほとんどは双盤が出来ていました。一カ月後、私は妻と一緒に家に戻りました。

 2001年、私は不法な「洗脳班」に抗議したため、不当に誘拐、拘禁されました。凶悪な警察は「修煉を続けるのか?」と私に聞き、私は「続けます」と答えました。こうして私は2年の不法な労働教育を強いられ、その後「改心しない」という理由で更に114日間拘禁されました。

 労働教育所に入ったばかりのとき、私は大法弟子ならどこにいても良い人であるべきと思い、仕事を積極的に、真面目にこなしていました。ある日の夜、号令のとき、大隊長は私の仕事の良さを表彰し、私は突然あることに気づきました。仕事をよくこなせば、邪悪に協力したのではありませんか? 師父は私達にいかなる状況下でも邪悪に協力してはならないと要求されています。私は邪悪に隙に乗じられてはなりません。そして、翌日からストライキをしようと考えました。私はまず、組長ともう一人のリーダーに翌日ストライキをすることを伝え、そしてなぜそうするかを説明しました。私は法に違反し罪を犯したわけではなく、ただ「真、善、忍」に沿って良い人になるよう修煉しているため、不法に労働教育を科されました。また私は彼らに、邪悪に協力して法輪功を迫害してはならず、でなければ自分自身にとって良くないということを伝え、彼らはその場で理解と支持を示してくれました。

 翌日、私は早朝から当番の警官にストライキを宣言しました。彼は私に、「仕事をしなくても良いから、ただ出て皆と一緒に動けばいい」と言いました。私はこう答えました。「出るかどうかの問題ではなく、そもそもここは私の来るべき場所ではありません。私の状況を上司に報告すれば、あなたも楽でしょう」。彼は無言になり、その後、事情を聞いた隊長(法輪功を管理する専任者)が走ってきて、前後の見境もなく私を怒鳴りつけてきました。「ここがどこだと思っているのか? おまえは何をやっているのかわかっているのか!」。私は言いました。「ここは労働教育所で、悪人を拘禁する場所です。しかし私は法に違反していないので、ここは私のいるべき場所ではありません。その上、なぜ私がここで仕事をしなければならないですか? あなたは叫ばなくても良いです。あなたではなく、あなた達警官ではなく、私は江沢民に対して、法輪功迫害について抗議をしています。あなたにも裁量権はないので、私の事情を上に報告すればそれで済むのではありませんか?」彼は私の話に一理あると思ったのか、実質は私の正念に鎮圧されたと思いますが、振り向いて上司に報告しに行きました。およそ30分後、先の隊長が戻ってきました。彼の態度はコロッと変わり、穏やかな表情で私に言いました。「先ほどは私の態度が悪く、申し訳ありませんでした。仕事をしたくないなら、少し休んでも良いですよ」。その後、彼は私に談話を提案し、私は喜んでそれを受け入れ、落ち着いた雰囲気の中で、彼と2時間の会話を交わしました。私は彼に法輪功とは何か、私が修煉した後の変化、法輪功に対し行われているこの迫害は衆生にどれだけの災難をもたらすのかを述べ、以後、この隊長は私のことに関して干渉しなくなりました。

 (続く)

 (明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/19/249093.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/12/12/130051.html)
 
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