浙江省の輪功修煉者 迫害され4日後に死亡
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 【明慧日本2013年9月26日】浙江省・瑞安(ずいあん)市の法輪功修煉者・楊中耿さん(38歳男性)は今年6月28日、警官に不当に連行され、刑務所に4日間拘禁されて死亡した。楊さんの母親は息子の悲惨な遺体を見て、あまりの悲しみとショックで、その場で気絶したという。

 霊宝市国保(国家安全保衛)大隊の警官は楊さんが死亡した後、楊さんの家族に連絡した。楊さんの遺体は傷だらけで、片足が青黒くなり、下着しか穿いていなかった。楊さんの遺体を見た家族は、楊さんがきわめて残忍な拷問を受けて死亡したと分かった。そして、家族が遺体の写真を撮ろうとしたが、その場にいた私服警官10数人に止められ、強引に外へ連れ出された。

 その後、家族は弁護士に依頼し楊さんの死を訴えようとしたが、鄭州市、霊宝市国保大隊の警官は「楊中耿は病気で死んだ」と楊さんを拷問したことを否認した。それから、司法解剖された楊さんの遺体は、内臓部分は保存され、身体は火葬された。司法関係者・弁護士・解剖医などは、楊さんが撲殺されたと知りながらも、真実を言わなかった。中共(中国共産党)当局の支配下の社会に、公正や正義などはない状態だという。

 楊さんは19歳のとき、商売を学ぶため、河南省三門峡市へ行った。楊さんは小さいときから武芸や気功が好きで、1995年にある人から法輪功を紹介された。楊さんは『法輪功』の本を読んで、法輪功が高いレベルの修煉法だと感じ、法輪功を学ぶことを決心した。その後、楊さんは三門峡市の「煉功拠点」の責任者になった。

 しかし、1999年7.20、中共(中国共産党)当局が法輪功に対する弾圧を開始した。楊さんは法輪功を学んでいるという理由で、山東乳山市の警官に不当連行されて拘禁され、スタンガンで電気ショックを加えられる、詳細不明な薬物を注射されるなどの残酷な拷問を受けた。その後、楊さんは執行猶予3年、懲役5年の不当判決を宣告された。

 2008年、霊宝市610弁公室の警官は楊さんの身柄を拘束するため、ネット上で楊さんを指名手配し、楊さんの写真を印刷して、各地に配っていた。

酷刑演示:打毒针(注射不明药物)
拷問の実演:詳細不明な薬物を注射される

 今年6月24日、楊さんは法輪功迫害の真相が録音されている携帯電話を郵便局で郵送するとき、鄭州市の警官に連行され、市刑務所に拘禁された。刑務所の警官は、知っている法輪功修煉者の居場所を供述させようと楊さんに拷問を加えた。その2日後、楊さんは三門峡市靈宝刑務所に移送され、拷問を受け続けた結果、死亡した。

 若くて元気な働き盛りの若者が、迫害されて無残にも4日間で死亡したという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/18/279864.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/9/23/142364.html)
 
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