山東省:法輪功修煉者の夫婦 共に不当判決
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 【明慧日本2013年9月27日】山東省・青島市に位置する膠南市の法輪功修煉者・張茂元さん(49)、妻・封金華さん(50)は昨年3月27日、張家楼派出所の警官により不当に連行された。張さん夫婦は寝たきりの父親(85)と失明した母親(87)の介護をしていたが、突然、身柄を拘束されたため、両親の世話ができなくなり、両親は食事すらできなくなったという。

 張さんは膠南市第11家具工場の管理職だった。張さんは素直な性格で、勤勉で真面目に仕事に取り組んでいた。封さんは膠南市実験小学校の国語の教師だった。張さん夫婦は長年にわたって、要介護の両親の世話をしていたため、周りから「親孝行な夫婦だ」と評判だった。

 昨年3月27日午前、張家楼派出所の警官は小学校へ行き、職場で封さんを不当に連行し、大山刑務所に拘禁しようとしたが、封さんに高血圧の症状が現われたため、刑務所側は封さんの入所を拒否した。その後、封さんは済南洗脳班に拘禁された。4月10日に洗脳班から解放された封さんは、4月25日に再び連行されて大山刑務所に拘禁された。

 午前中に連行された妻のことを知らなかった張さんは、お昼にいつものように仕事を終えて家に帰ろうとしたが、家の前に警官8人が待ちぶせているのを見た。警官は張さんの家に侵入して家宅捜索を行い、パソコン・プリンタなどを没収した後、父親に食事をさせている張さんを不当に連行した。

 障害を負った張さんの父親は元軍人で、12年間も寝たきり生活で、母親も失明して数年が経った。張さん夫婦は両親の介護をし、食事をとらさせていた。警官は張さん夫婦を連行したことを張さんの親族に知らせなかったため、張さんの両親は2日間、食事ができずに泣いていたという。

 警官は「家から法輪功のチラシが見つかった」という理由で、張さんを膠南市刑務所に拘禁した。昨年8月6日、膠南市裁判所は張さんの家族に通知せず、張さんに対して不正裁判を開廷し、懲役7年の実刑判決を宣告した。16日、張さんは済南刑務所に収容されたが、重い病状が現れたため、7日後に刑務所に戻された。

 今年1月17日、張さんは再び済南刑務所に収容されたが「腹部に腫瘍がある」と診断され、再度、刑務所に戻された。張さんに治療を受けさせるため、家族は「重病のための服役中の一時出所」 を申請したが、刑務所側に拒否された。しかも、刑務所側は張さんと家族との面会を許さなかったという。5月初め、張さんは済南刑務所に移送(3度目)された。家族は裁判所から張さんの判決書や判決通知など一切受け取っていない。

 昨年8月23日、膠南市裁判所は封さんに対して不正裁判を行い、封さんに懲役7年の実刑判決を宣告した。その後、封さんは刑務所で上訴しようとしたが、警官に「法輪功の案件は上訴ができない。上訴しても無駄だ」と言われた。そして、今年5月初め、封さんは山東女子第一刑務所に移送された。

   現在、張さんの両親は毎日、涙を流しながら息子夫婦の帰りを待っているという。

(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/5/279095.html)
 
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