馬三家労働教養所で法輪功修煉者に引き伸ばし 紐掛けの拷問
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 【明慧日本2013年9月30日】大連市の法輪功修煉者・王淑蘭さん(64)は昨年5月25日、不当に連行されて瀋陽市の馬三家労働教養所に1年間、拘禁された。凶悪な警官は「転向」達成を目的に洗脳を強制し、何度も王さんに暴力を振るい、残虐な拷問で王さんを苦しめた。

 5月28日、小隊長・張莉莉は、「おまえが転向されている法輪功修煉者か?」と王さんに聞いた。王さんは「ちがう」と言った。すると張は怒鳴りつけ、王さんに20数回平手打ちを食らわし、そして携帯電話で力一杯、王さんの胸骨を叩いた。その時、王さんは歯が麻痺されたように感じた。その後、食事をする時に歯の調子が悪く、数カ月後には下顎の3本の歯が全て抜け落ちてしまい、それから噛み砕くことができなくなった。

 6月末は、馬三家労働教養所が集中的に「転向」を目標にする恐怖の時期である。6月27日午前、王さんは凶悪な警官・張の不当な指示に従わず、法輪功を中傷する言葉を言わなかったため、張に事務室に引っ張って行かれ、ビンタを食らわされた。また警官・於暁川にスタンガンで指、手の甲、腕に電気ショックを加えられたため、王さんは大声で叫んだ。すると、於暁川、張莉莉ら3、4人の警官が王さんの口をマスクで覆い、透明テープを巻き付けた。人に見られることを心配して、於はテーブルに座って遮り、王さんを地面にしゃがませた。

 凶悪な警官らは、王さんが屈服しないため、「東崗」(馬三家労動教養所に拘禁されている法輪功修煉者に、残虐な拷問を実施するところ)まで引っ張って行き、両腕を引き伸ばして手錠をはめる刑を加えた。大隊長・張環は王さんの右腕を上にし、左腕は下にして極限まで引き伸ばし、鉄製のベッドの手すりに手錠を嵌めた。しゃがむこともできず、立ち上がることもできない。腰は斜めで、約3~4時間後には、王さんの両手は痛みでしびれ、手首は青みを帯びて血がにじみ、最後には知覚を失った。

酷刑演示:抻铐

引き伸ばして手錠を嵌める

 「引き伸ばし刑」が終わった後、張環は「法輪功は邪教ではないか?」と聞いた。王さんは「『正教』です。私は信じています」と言った。張環は「おまえは信じているのか、では刑罰に変えてやる」と言って、王さんに「紐掛け」という刑罰を約3時間加えた。張環は、王さんの両手を極限まで前へ伸ばし、櫓をこいでいるような形にして鉄製のベッドに手錠で嵌めた。両脚は一緒に縛り、頭がベッドに当たって非常に痛い。警官・張秀栄は王さんに加えた「紐掛けの刑」が所定の位置に決まらないため、足で王さんの腰を蹴った。王さんはとても苦痛で、汗が雨のように流れた。警官・張は縄跳びをしながら、「本当に面白い、本当に面白い」と言っていたという。

马三家酷刑:上大挂

紐掛けの刑

 6月27日~7月1日、凶悪な警官らは、再び王さんに「引き伸ばし刑」を2回加えた。残虐な拷問が終わった後、王さんの両手の指は痺れて、しっかり握れず、冷たい水に触れると痛くて痺れ、歩くのも大変で、百数日後にやっと少し良くなったが、1年余りも力が出なかった。それにもかかわらず、警官らは、王さんに便所掃除を強制した。

 12月4日、警官らは省の政府の人が調査に来ると言った。4、5人の警官が王さんに「あなたの師父は神様なのか?」と聞いた。王さんは「私は小さい時から神様の存在を信じています」と言った。すると、この何人かの警官は不服で、王さんをしゃがませて罰した。警官らは王さんに、煉瓦の上にしゃがむように強制し、煉瓦の周りの地面に傍線を引いて、「この範囲を超えることを許さない」と言った。午後2時~夜12時までしゃがまされ、少しでも動くと監視員に罵られたり、蹴られたりした。晩ご飯は小さな鉢の中に一つの黒い餅とカボチャ2個である。王さんは食べなかった。すると、警官は「明日もこのようなご飯だ」と言った。

 馬三家労動教養所は、中共(中国共産党)当局の江沢民集団が法輪功修煉者を迫害する巣窟で、過去14年間にわたる罪悪は悪名高い。この中で毎日、罪悪行為が発生している。凶悪な警官は各種の残忍な手段を使い尽くして脅迫・恐喝し、動揺しない法輪功修煉者に対しては精神的・肉体的・経済的に残酷な迫害を行い、転向を強制している。そして、「法輪功修煉者は『転向』しなければならない、『転向』しても『転向』しなければならない、『転向』しなくても『転向』しなければならない」と、わめきたてながら言いふらしているという。いわゆる「転向」というのは、本心とは違って 「真・善・忍」の信条を放棄する態度を表明するよう法輪功修煉者に強制することである。法輪功修煉者はみんな良い人だが、中共は修煉者に「転向」を強制している。

 馬三家労働所の凶悪な警官は様々な残虐な拷問を取り入れ、法輪功修煉者を苦しめ、信条を放棄するように強制している。主に使用している迫害の手段は、罰として立たせる、しゃがませる、引き伸ばして掛ける、紐掛け、スタンガンで電気ショックを加える、野蛮に灌食・水を入れる、ビンタ、蹴る、壁にぶつける、滅多打ちにする、ビニール袋を頭に被せる、睡眠のはく奪、トイレに行かせない、面会の禁止、洗脳を強制、薬を飲むことを強制したりするなどである。

 現在、中共の罪深い労働による再教育の制度は、解体に直面している。馬三家労動教養所はこの罪悪の制度の標本として、没落する運命を逃れられない。この巣窟の2012年後半の暴行は、没落する前の最後の狂気である。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/2/278967.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/9/17/142062.html)
 
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