明慧法会|黒巣の中で真相を伝える (二)
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 【明慧日本2013年10月4日】

 人心を放下しなければ、真相を上手く伝えられない

 2005年、私は再び連行され、懲役5年の不当判決を受けました。留置場の中で私は繰り返し『洪吟二』の「哀しむ別れ」を暗唱し、法理に従って、まじめに自分が歩んできた修煉の道を振り返ってみました。そこで、私は自分の根本的な執着を見つけました。この間、私はよく同修に交流に誘われ、同修を助け法理に沿って難問を解決する過程で、私の顕示心、勝ち抜く心、嫉妬心や成果を求める心、そして最も深く隠されていた自分を実証する汚い心が現れました。教訓は深刻です。旧勢力は隙に乗じ大法弟子を駄目にし、衆生を駄目にするのが最終目的ですが、旧勢力にここに押し込まれたなら、私はここの環境を利用し、師父の要求に従い大法弟子が行うべき三つのことをしっかり行い、心を静めて学法し、真相を伝え衆生を救うべきだと思いました。
 
 留置場の中で、私は「渡り留置室」に収容されていて、入ってくる人の全員はこの留置室を経て、他に移動され、その前にここで「留置場の規則」を学ばなければなりません。ここで私は多くの人に接し、多くの人に真相を伝えました。その過程で、私は師父の洪大な慈悲を更に深く感じました。師父は衆生の過去の過ちを問わず、ただ大法が広く伝えられる中で、一人の生命の大法に対する一念だけを重んじていました。
 
 ある日、二キロの麻薬販売で死刑宣告された囚人が入ってきて、彼の上訴の理由はとても脆く、ただもう少し延命しようとするのが本音でした。私は戸外での一時散歩の時間を利用し、彼に法輪功の真相を伝えました。彼は悪いことをしたせいで既に生きる希望がないことに後悔し、私は彼にこう言いました。「今、あなたを救えるのは私たちの師父しかいません。今から誠心誠意に『法輪大法好(法輪大法は素晴らしい)、真善忍好(真善忍は素晴らしい)』と念じれば、あなたにはまだ生きる希望があります」。彼はこう返事しました。「どの道死ぬから、希望があってもなくても念じましょう」。そしてその瞬間から彼は「法輪大法好、真善忍好」 を繰り返し念じ、思い出せば念じるようになりました。ある日、彼は鬼と戦う夢を見たのを私に教え、私は勝ったかと聞き、彼は鬼全員を殺したと言いました。私は、「あなたが救われた」と言い、彼は最初信じず、ただ慰められているのだと思いました。しかし二日後、最高裁判所から再審の結果が伝えられ、彼の刑は「執行猶予付き死刑」に変えられ、彼は死刑の足かせを解かされました。私を見たときの彼の最初の言葉は、「私はあなたの言ったことを本当に信じます」の一言でした。私は言いました。「私たちの師父に感謝すべきです。そして、今後大法によくないことをしてはなりません。そうでなければ、命は危ないです」。彼は繰り返し、「分かっています! 必ずそうします!」と言いました。彼が死刑から免れた情報は留置室内の囚人全員、そして警察全員に知れ渡り、皆が信じようとしませんでした。私は彼らに言いました。「あなたたちは信じようが信じまいが、これは誠心誠意に「法輪大法好、真善忍好」を念じた後の奇跡です」。その後、もっと多くの人が誠心誠意に「法輪大法好、真善忍好」と念じるようになりました。 
 
 11ヵ月後、私は刑務所へ移送されました。刑務所の役人は私と談話し、私に対していくつかの要求を出しました。私はこう言いました。「法輪功を修煉することは罪にはなりません。私は服役しにきたわけではないので、あなた達のいかなる規定や要求は私には無効です。私は何の承諾と保証もしません」。彼は私に、「あなたは服役に来たわけでなければ、何のために来たのか?」と反問し、「私は610弁公室に不法に連れられてきて、あなたたちに法輪功の真相を伝えに来ました」と答えました。以後、私の管理を担当する役人は他人に私のことを紹介するとき、いつも「彼は自分が服役のために来たわけではないと言っています」という一念で、その後ある倉庫に配置され、私は私を監視する役目を果たす二人を「勤務兵」と「通信兵」と考えています。彼ら二人は私に敬重に接し、また私のために大きな作業台を用意し、筆・墨・紙・硯を探してきて、各種の紙など、本当に何でもそろえてくれました。私は毎日学法し、法を転写したり、暗記したりして、人が来れば彼らに真相を伝え、そして刑務所の役人であれ、犯罪者であれ、皆が自発的に私を訪ね、真相を聞きに来ます。をし法 筆・墨・紙・硯を探してきて、各種の紙、本当に何でもそろっています!筆・墨・紙・硯を探してきて、各種の紙、本当に何でもそろっています!筆・墨・紙・硯を探してきて、各種の紙、本当に何でもそろっています!
 
 ある年、地方の「610弁公室」や公安局の人達は「思想転化」をしようとして刑務所にきて、全ての大法学習者に信仰を放棄させるという目的が達成できなければ帰らないと大言しました。私も彼らの対象の一人でした。最初私が思ったのは、「この610弁公室は本当に邪悪極まりないです。私はどうやって彼らと『戦う』のでしょう?」。私はある「610弁公室」の人にこう言いました。「あなた達が行っている『転化』は違法です。「610弁公室」ってどういう組織ですか? どういう権限があってここに来て猛威を振るうのですか? 私をどこに転化しますか? 私が『真善忍』を学ぶのは間違いではなく、まさか私を『偽悪闘』に転化するのですか?」。私は勤務先から勧誘に来ている同僚にこう言いました。「私たちが知り合えたのは縁です。あなたは事情を知らないので、私に転化などの話をしないで下さい。そうでなければ、私たちの縁が断ち切られます。あなた、そしてあなたの家族にもよいことにはなりません」。同僚は沈黙を保ちました。その後、ある市公安局の副局長が来て、私は転化なら話す気はないと断りました。彼はただ談話してみたいと言い出し、私はこう答えました。「談話なら良いですが、しかし、副局長のあなたなら、庶民の安全を提供する職務から忙しいはずなのに、わざわざ刑務所に来て私と時間をつぶすのですか?」。結局、二言三言の会話も交わさないうちに、彼は用事があると言って逃げました。初日、私に働きをかけに来る人全員を、私はガッカリさせて帰らせました。
 
 二日目、彼らは「集中訓練」という名目で私を呼び出し、体罰で私の「思想転化」を図ろうとしました。私は太陽の下で立たされました。突然、法を思い出し、問題に遭遇したら内に向けて探すことを思い出しました。私は自問しました。「なぜ彼らは私にこんなことをさせるのですか? 自分に一体どんな問題があるのでしょうか?」。じっくり考えてから答えが見えました。一つは、このような迫害を前に、自分の意志がいかに堅いかを相手に見せようとする顕示心が隠されていること。もう一つは、私は自分に迫害を加えに来た人たちを「邪悪」と考え、慈悲な心を持って彼らに接していなかったことです。それによって、彼らを操っている背後の邪悪は隙をつき、私への迫害を重くしたのです。また、今回の所謂「転化」は私の法に対する信念が試されるだけでなく、私の人心を取り除く機会であり、真相を伝え衆生を救うチャンスでもあるとも思いました。
 
 これらの良くない人心を見つけ出してから、周辺の状況も変わり始めました。刑務所の医者は役人に、私は高血圧で、激しい運動に適せず、長く日光に当てられると危険だとかを言って、集中訓練を担当する人も口を揃え、「彼は確かに以前倒れたことがある(実際は違う)」と言い、役人はびっくりしました。私はこれを機にその役人に真相を伝え、大法弟子にこのように対応するのは良くなく、人間は優しい心を持つべきで、自分の「善」をもって物事の善悪を判断すべきこと、自分と自分の家族にも責任を持つべきだと伝えました。また、「勤め先から省内まで、留置場から刑務所まで、各種の体罰や迫害は私には一切無用です。私を打ち殺さない限り、私から『業績』と得ようとするのは無駄です。そして、私にこのような対応をするのはあなたの本意でないことも信じています。私を『転化』しようとする念を無くした方が良いでしょう。そのようなことをしてはならず、もしかして仕事を失うことになるかも知れません」と伝えました。間もなく、彼は私に対して行っている「集中訓練」を停止しました。その間、610弁公室は他の囚人に利用し、私に報告を書かせようとして、書かなければ眠らせず、必要に応じて暴力を使ってもいいとしましたが、囚人は拒否しました。

 この件を通じて、私は更に理解を深めました。私たち大法弟子が遭遇する一切のことは、私たち自身の心によって齎されたことです。問題に遭遇した際、真っ先に自分の内に向けて探せば、乗り越えられない関はなく、乗り越えられない魔難はありません。師父がおっしゃったように、「弟子正念足りれば、師は回天の力有り」(『洪吟二』「師徒の恩」)私達が真に内に向けて探すとき、正念が出てきたとき、一切の問題が自然と解決されます。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/19/249093.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/12/12/130051.html)
 
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