遼寧省:鉄嶺市の医師 収容所で迫害され危篤状態
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 【明慧日本2013年10月9日】遼寧省鉄嶺市の法輪功修煉者・劉慶玉さんは2013年9月12日、鉄嶺市公安局清河分局の警官らによって不当に拘束され、鉄嶺市の収容所に拘禁された。劉さんは断食を行い迫害に抗議したが、警官らは劉さんに対し灌食の拷問を行うなどし、わずか10数日で劉さんは危篤状態に陥った。

 劉慶玉さん(40代男性)は、もとは鉄嶺市の医師であったが、真善忍に従い良い人になるという信仰を持つという理由で、1999年に中共(中国共産党)が法輪功迫害を開始して以来、何度も不法に拘禁された。

 2000年、当時32歳だった劉さんは不法な労働教養2年を科され、鉄嶺市労働教養所に拘禁された。同年10月、劉さんは当局の重点迫害対象に指定された。日中は13~14時間、溝掘り、建築基礎工事、コンクリート作り、煉瓦作りなどの強制重労働に従事させられ、夜は2人の獄長に暴行を加えられ、「転向」を強要された。2人の獄長は順番に劉さんをひどく殴りつけ、無理やり劉さんの顔を便器の中に押し込んだ。2人は公然と、「お前が転向しなければ、お前を痛めつけてやる」と言った。

 2002年3月14日、劉さんは労働教養所から出所して20数日後、再び当局に拘束され、不法な労働教養3年を科され、鉄嶺市労働教養所に拘禁された。当時、鉄嶺市労働教養所には法輪功迫害を専門的に行なうチームが作られ、大隊長の王志斌は配下の警官に、手錠、足かせ、スタンガン、狼牙棒などで、法輪功修煉者に対して残虐な拷問を行わせた。劉さんも迫害により多くの傷害を負い、肋骨を骨折した。

 2003年夏、鉄嶺市労働教養所は一般受刑者に命じて、高齢の法輪功修煉者に対して拷問を加えさせた。今回の不法拘禁は、劉さんにとって3回目となり、拘禁期間は最長で半年、合計で約1年に及んだ。この間、劉さんは身体に深刻な傷害を負った。

 2005年4月23日夜11時頃、鉄嶺市清河区紅旗街派出所の所長・蘭文帯は、6、7人の警官を連れて、令状の提示もなく劉さんの家に押し入り、法輪功の関連書籍、真相ディスク、現金などを捜索した上、劉さんを清川区収容所に不当連行した。劉さんは収容所で警官らの指示に一切従わず、断食で不法拘禁に抗議した。警官らは劉さんに足かせを付けて床に括りつけ、受刑者に監視させた。劉さんは毎日大量の液体を点滴された。5月8日、劉さんが断食を始めて16日後、清川区公安警察は劉さんに不法な労働教養3年を科し、再び鉄嶺市労働教養所に移送したが、劉さんが肉体的に衰弱しているという理由で、労働教養所側は受け入れを拒否した。劉さんはいわゆる「院外執行」とされ、自宅に戻された。

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鉄嶺市収容所

 中国共産党第十二回全国代表大会の前後、遼寧省の各地では法輪功修煉者に対する大規模逮捕が行われた。2013年9月12日、劉さんは4度目の不当連行に直面した。新任の公安局長・王大偉は法輪功迫害により昇進した人物であり、鉄嶺市公安局長・李雲波は王大偉に迎合し、今回の大規模逮捕を手配した。

 鉄嶺市で法輪功修煉者迫害に参与した中共役人:

'鐵嶺市政法委書記李德俊'
鉄嶺市政法委員会書記
李徳俊

'鐵嶺市公安局局長李雲波'
鉄嶺市公安局局長
李雲波

'鐵嶺市清河分局局長孫國太'
鉄嶺市清河分局局長
孫国太

'鐵嶺市清河區政法委副書記劉淑傑'
鉄嶺市清河区政法委員会副書記
劉淑傑

 
(中国語:http://big5.minghui.org/mh/articles/2013/9/29/280471.html)
 
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