師父への感謝の心とともに執着を捨てる
■ 印刷版
 

文/日本の大法弟子

 【明慧日本2013年10月13日】私は、広島の修煉者です。この7月で大法に出会ってからちょうど3年になります。今まで多くのことを師父に助けていただいているのに、未だに執着はたくさんあり、精進していません。師父にほんとうに、申しわけなく思っています。

 それでも毎日手探り状態ですが、何か問題が発生した時は内に向けて、自分の落ち度を探すようにしています。昨年のことですが、両方の奥歯の詰め物がポロリと取れてしまって、大きな穴が空きました。「修煉者として歯医者に行くべきか、行かざるべきか」と考えました。歯医者に行けば必ず、麻酔をして薬を歯の中に詰めて、神経を殺します。もし前歯だったら、人間としてみっともない状態なのですぐに行っていたと思いますが、奥歯なのでまよわず放置しました。

 何日かして、その穴が大きくなり痛みが出て来ました。ご飯を食べるたびに食べ物が穴に入り、飛び上がるほどの痛みです。その度に時間をかけて発正念をしました。何か自分に執着がないだろうか? わたしは、柿の種が大好きで歯が痛くてもそれだけは食べていました。柿の種を食べるたびに、それが歯に縦になって刺さり、苦しみの毎日でした。まるで柿の種に攻撃をされているようでした。それで、それは執着分かったので、柿の種を毎日食べる事をやめることにしました。以外と簡単に食べたいと思わなくなりました。

 師父の『ニュージーランド説法』に「あなたの体の表面に変化が起こる前に壊れた歯はみっともないから治しておこうと思っても何の問題もありません。それはわたし達が衣服を身に着けるのと同じで、身に付けるものはきちんとしてなければいけないというのと同じ道理です」と書かれていたのを思い出し、半年歯の痛みと戦いましたが、やっぱり、歯医者に行こうと決心しました。歯医者に予約をして、母に「明日は歯医者に行ってくる!」と元気に言うと、母に「歯の治療には麻酔を注射しなければいけないねえ」と冷たく言われました。当日主人に「今日は、歯医者に行ってくるね!」と言うと、主人にも「歯医者に行くと、注射を打って歯の神経を殺さないといけないねえ」と冷たく言われました。

 わたしは考えました。「修煉者は簡単に医者や薬に助けてもらってはいけないんだ! まして、わたしの身体の一部である神経を殺すとは殺生することになる!」そう思い、歯医者の予約をキャンセルしました。

 常人の友人に、歯の治療をしないと顔が変形するとか菌が脳に入るとか脅されましたが、痛みが出来た時は、内に向けて自分の執着を探すようにしました。

 また、歯の痛みとの戦いが始まりました。母に強くあたってしまった時は、必ず歯が痛みました。口内炎まで出て来ます。顔が腫れあがり、頭痛がしました。

 しかし、あれから一年以上たちましたが、歯のおかげで、多くの執着を捨てられたような気がします。それでもまだわたしには、たくさんの執着があります。安逸心、顕示心、闘争心、恐怖心……数えきれないほどです。全部捨てなければなりません。

 今は、2ヶ月前に穴の空いた歯が根元からポロリと折れ、穴の空いていたところには、歯のように堅い肉が盛りあがってきました。この歯茎で今は堅い氷やせんべいまで食べる事ができます。母に「お前の修煉者根性はすごいね。わたしにはまねができない」と言われました。わたしの決断は正しかったと思っています。

 次に、明慧ネットの校正について話します。わたしは修煉をはじめて半年くらいから、校正の仕事をさせていただいていますが、いつもやったりやらなかったりして波がありました。この1年くらいはほとんど遠ざかっていました。

 2ヶ月前のことですが、師父がわたしの夢に現れてくださいました。師父はいつも何かわたしに啓示がある時は夢に現れてくださいます。その夢はこうです。

 私は中国人の同修が一生懸命書いた師父へのお手紙の束を、両手に大切に持っていました。前から師父が歩いてこられ、1番上にあった手紙を指さされたのです。そこを見ると「極寒の中で」と書かれていました。本当は「猛暑の中で」と書かなければいけない文章でした。よく見ると、すべての手紙は日本語ですが、裏から紙を貼ってあったり、穴があいていたりそれをそのまま師父へお渡しすることが出来ない状態でした。

 ここで、私は目をさましました。そして、明慧ネットの中国人の同修の書いてくれた文章は、師父への大切なお手紙なんだと悟りました。その日の夜、いつも翻訳をしてくださっている同修からスカイプでメッセージがありました。「校正をしてもらえませんか?」それは急いでやらなければならない、明慧週報の校正でした。わたしは迷わず、「やらせてください」とメッセージを送りました。自信はありませんでしたが、師父が「やりなさい」と言ってくださったお仕事です。感謝して校正をさせていただきました。今は明慧ネットの一次チェックの校正も出来る限りやるようにしています。なかなか上手に校正ができないのですが、再度チェックをしていただいた完成された文章と見比べて学ぶようにしています。校正には修煉の状態が出ると、前に同修に教えてもらったことがあります。これからも、ちゃんとした校正ができるように精進してまいりたいと思います。

 最後になりましたが、私は中国の人に法輪功の話や中国共産党が法輪功に対して迫害をしていることや、三退をしなければいけない事、それらをどうやってはなしていいか分かりませんでした。知人に中国の人が何人かいます。先日その中の1人に、師父の按排で一ヶ月に一度会うことができるようになりました。最初は、自分が法輪功の修煉者であることを話しました。彼女は、わたしのことを「やっぱり、どこか他の人と違うと思いました」と言ってくれました。次に会った時は、彼女の方から「私のおじいちゃんは大金持ちの地主さんだったけど、文化大革命のときに貧乏になりました」と話してくれました。彼女に「共産党員ですか?」と聞くと、「わたしは小さい時に共産党員になることができませんでした。だから共産党員ではありません」と言いました。わたしは、ほっとしました。次に会ったとき、彼女に台湾の同修が作ってくれたプラスチックの美しい蓮の花をプレゼントしました。彼女は今妊娠しています。「ここに書いてある『法輪大法好』って毎日唱えてね。元気な赤ちゃんが産まれるよ」と言うと、彼女は嬉しそうにお腹に蓮の花を近づけて、「ほら、もらったよ」とお腹の中の赤ちゃんに語りかけていました。「法輪大法好」の裏側には「真・善・忍」と書いてあります。私が「しんぜんにん」と読んであげると彼女は「そうじゃないよ」と言って、ちゃんとした中国語で「真(ジェン)・善(シャン)・忍(レン)」と私に教えてくれました。彼女はキラキラとした蓮の花を高く掲げて、何度も何度も中国語で「法輪大法好」「真・善・忍」と言っていました。

 すべてのことは師父がしてくださいました。師父に感謝いたします。いつもいつもありがとうございます。残り少なくなった時間、悔いのないように三つのことをしっかりと行い、しっかりと師父についていきます。

 同修の皆様、拙い文章ですが自分の次元で書いた修煉体験です。ありがとうございました。

 (二〇一三年日本法輪大法修煉体験交流会で発表)

 
 
関連文章