文／オーストラリアの大法弟子
【明慧日本2013年10月14日】尊敬する師父、こんにちは！ 同修の皆様、こんにちは！
一、三退を勧める中で人を済度する重要性を認識する
オーストラリアに来てから、私は観光スポットで三退を勧める事にしました。状態の良い時は資料をよく配ることができ、観光客への三退もうまく勧めることができました。しかし、状態のよくない時は、ただこなしているだけで、感覚が麻痺し、機械的になりました。ある日、記者をしている同修と交流しました。彼女は中国本土で起きているいろんな災難にとても敏感に反応し、大陸の衆生は中国共産党にだまされ、業を作り、それによって、ますます多くの天災、人災が衆生を壊滅し、救える人はますます少なくなったと言いました。私はとても心を打たれました。自分がなぜこんなに麻痺し、慈悲に欠けているのだろうと思いました。人を済度する緊迫したこの状況の中で、私はどれだけ心を込めたでしょうか？ 夜、私はなかなか眠れませんでした。私は今までやってきたことを真剣に総括して、やはり人を済度する力がまだまだ足りないと思いました。
オーストラリアに来る中国の観光客は毎年60数万人に達していますが、オーストラリア政府はこれからの3年間で、毎年100万人まで増やそうとしています。今の中国人に神を信じる人はほんの僅かで、彼らが海外に出て来ることは真相を知り、救われるよい機会です。オーストラリアに来る中国人観光客で、いったい何人の人が真相を知り、三退できたのでしょうか？ 10％、50％或いは100％になったでしょうか？ 実際、そのギャップはかなり大きいのです。それに比べ、香港の大法弟子が観光スポットで真相を伝える勢いは、相当多くの中国人の心を震撼させたと伝えられています。私は生徒の保護者から電話をもらいました。彼は中国の公安・検察・裁判所の高官などと出張して、香港を経由したとき、そこで大法の真相を伝える場面を見て、かなり震撼させられたそうです。帰国後、党を脱退し、大法に対する態度は根本的に変わったと言いました。一方、私達オーストラリアではやり遂げたでしょうか？ 私は自分の問題点を発見しましたが、どうしたらその欠陥を埋めることが出来るでしょうか？
私はまず自分をしっかりと修め、多くの慈悲心と緊迫感を持ち、中国人の問題点と突破点を正確に抑えれば、彼らは容易に三退できると悟りました。以下は、私がまとめた中国本土から来る中国人に対応するいくつかのポイントです。一、幼少から大人になるまで、詰め込まれた中国共産党の概念の、党を愛することと国を愛することとの混同点をはっきりさせる。二、中国共産党の腐敗はもう救いようがないことを目覚めさせ、中国共産党にこれ以上希望を持たせないようにする。三、中国共産党が中国人民に対して行ってきた暴政、偽り、虐殺、破壊などを暴露することです。
一方、シドニーの真相看板と資料内容はかなり古く、更新されたものがなく、また、観光スポットで活動する同修の多くは年配の方で、看板が大きく重すぎて、運びにくいなどの問題も気が付きました。私は何人かの同修と一緒に中国人の問題点を絞りだし、看板を新たに設計し、製作しました。その中には、大法が世界中で広く伝えられたこと、中国共産党の売国行為、中国共産党の高官が巨額の資金を横領し、それを携えて海外逃亡していること、中国共産党が法輪功修煉者の生体から臓器狩りをする卑劣な行為、江沢民とその他の高官が世界各国で起訴された内容が含まれています。看板を掛けた後に、多くの中国人観光客は足を止め、それを読み、携帯電話やビデオカメラで撮影し、その真相を国に持ち帰りました。また多くの観光客が自ら進んで資料を受け取りに来て、三退を勧めることも以前の半分の労力で倍の成果をあげることができました。ガイドさんもあなた達の看板はようやく新しい内容に変わったねと言ってくれ、とても効果が良かったのです。
ある日、就学旅行の先生と学生たちがやってきました。何人かの先生は看板を見て、なるほどそのとおりだと言いました。私は「あなた達はよく分かっていれば、党から脱退しますか？」と聞くと、彼らは賛成だと言うので、私は彼らに仮名を作りました。私は続いて「子供達はどうでしょうか、少年先鋒隊から脱退したいですか」と聞きました。先生は響きのいい声で「脱退する？」と言い、まわりの生徒さんも「賛成です」、「脱退する」と答えました。私は彼ら一人、一人に仮名を作りました。ごく短い数分の間に、これらの命は救われました。彼らの明るい笑顔を見て、私は本当に彼らのために喜び、大法弟子が真相を伝え、人を済度することの幸福を感じました。
以前、真相資料は統一されず、内容も中国人観光客があまり興味を持たないものでした。ある日、大紀元第一期の特別版を見たとき、この特集は常人が受け入れやすく、三退を勧めることに有利だと思いました。しかし、私はパソコンをあまりうまく使えず、このような特別版を作ることは難しいと思いました。しかし、大紀元の同修と交流したら、皆さんはとても協力的で、私がテーマさえ決めれば、文章と写真を提供し、編集すると快諾してくれました。こうして、共産党脱退の特別版が誕生しました。同修が協力すれば、人を助けるパワーはさらにアップしました。本来われわれの資料を受け取らない多くの観光客とガイドさんも、私達の特別版の内容紹介を見て、進んで受け取るようになりました。一部の人は読み終わった後、もっと欲しいと、さらに多くの資料を求めました。ある日、新聞を全部配り終えたあと、一人のガイドさんは読み終わって、バスから降り、「この新聞はとても素晴らしい、他の観光客に残しておきましょう」と言って返してくれました。その時、何人かの観光客が「その新聞を私達にくれませんか」と言いました。私は「大切にしてください。これは最後の一枚ですから」と言うと、彼らは「きっと大切にします。何とかして国に持ち帰ります」と言いました。
（続く）
