北京市の労働教養所 法輪功修煉者らが拷問される
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 【明慧日本2013年10月17日】北京市平谷区の法輪功修煉者・張久海さんは最近、新安強制労働教養所第六大隊で、警官から無理やりに顆粒状の成分不明な薬物を飲ませられたという。

 張さんは2012年3月29日、バスの中で神韻公演のDVDを配っていた時、昌平区の警官に逮捕された。同年5月の初め頃、張さんは同教養所の第六大隊第十班まで連行された。6月末、法輪功修煉者を拘留している第二大隊へ移され、迫害されている。

 同市の大興新安強制労働教養所は、北京での労働教養されている男性たちの移動配置する所である。毎年350人の法輪功修煉者を不当に拘留している。この強制労働教養所は不定期的に法輪功修煉者を一人につき、1,000元という価格で地方の労働教養所へ売買しているため、ここで拘留されている人達の人数はいつも変化している。

 大興新安強制労働教養所の警察が法輪功修煉者に対して、以下の残忍悲道な犯罪を犯している。即ち、強姦・性的いやがらせ・残虐きわまるさまざまな拷問・野蛮な灌食・精神的な洗脳教育・眠らせない等、ひいては死ぬまでの迫害である。

 そのほか、北京市門頭溝区の修煉者・劉春さんは2011年1月19日に新安労働教養所に迫害され死亡した。遺体は痩せてごつごつし、おでこ、鼻筋に大きな赤い傷が残っている。劉さんは2010年9月28日に友達の自宅で逮捕され、新安労働教養所に拘禁された。

 明慧ネットの報道によると、下記の修煉者はいまだに新安労働教養所に拘禁されているという。

 北京に在住する曹東さんは、昨年6月8日に地元の警官に連行された。その後、北京市労働教養委員会は、曹さんの自宅に法輪功の関連書籍があるという理由で曹さんを2年6カ月拘禁した。

 北京に在住する虞洪さんは、当労働教養所ではトイレに行くことや睡眠を禁止され、小さい腰掛けに座らされるなどの迫害を受けた。その結果、虞洪さんの足は長い間、浮腫んだ。さらに、灌食されたため、身体がきわめて衰弱した。その後、合同訓練隊に送られ、さらに迫害された。上記の迫害行為のほとんどは、警察大隊の劉国喜の指図によるものである。

 北京に在住する諶三華さんは今年1月8日に労働教養処分を処せられた。24時間監視され、拷問を受けた。

 北京市順義区に在住する劉威さんも残酷な迫害を受けた。妻の蘇丹さんは北京女子労働教養所に拘禁されている。

 北京に在住する崔雪雷さんは昨年10月下旬に出勤の途中で強制連行され、2年6カ月の労働教養処分を処せられた。

 北京に在住する李躍進さんは昨年8月2日に香山派出所の警官に強制連行されてから、2年6カ月の労働教養処分を科された。李さんは迫害に協力しないため、迫害されて心臓病・糖尿病の症状が現れた。

 北京市西城区に在住の劉永平さんは昨年8月2日夜7時過ぎ、自宅から連行された。警官らは家には法輪功の関連書籍6冊があったという理由で、新安労働教養所に2年6カ月労働教養処分を処せられた。劉さんは強制的に血液検査をされ、成分不明な薬物を飲まされ、睡眠禁止などの迫害を受けた。そのため、血圧が高くなった。

 北京第二外国語学院の胡伝林さんは昨年10月18日に当労働教養所に送られた。残酷な迫害を受けたため、一度、精神異常になってしまったという。

 北京に在住する秦尉さんは昨年10月26日に自宅の警官に強制連行され、2年6カ月の労働教養を科された。

 北京海澱区に在住する孟華さん、李湘丁さん、司西綏さんらは9月26日から27日までに強制連行され、それぞれ2年、2年6カ月、2年の労働教養処分に処せられた。11月13日、李湘丁さん、司西綏さんは新安労働教養所、孟華さんは北京女子労働教養所に送られた。

 北京市通州区馬駒橋に在住する恵学遷さん(18)は父親と共に労働教養を科された。恵さんは迫害に応じないため、睡眠禁止、洗脳などで迫害された。

 そのほか、海澱区香山紅門村の張培栄さん、平穀区のゴン瑞平さん、海澱区の張傑さん、寧夏の田玉成さん、湖北の李勇さんなど、また氏名不詳ではあるが多くの修煉者が拘禁されている。

 情報によると、新安労働教養所はそろそろ閉鎖されるという。しかし、罪悪と犯罪者の暴行は正義の審判から逃れることはできない。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/26/275866.html)
 
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