3カ月間拘禁された法輪功修煉者 心臓病を患う
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  【明慧日本2013年10月19日】甘粛省金昌市の法輪功修煉者・王淑申さん(40歳男性)は、不当に拘禁されて僅か3カ月で心臓病を患い、顔が別人のように変わった。家族は監獄政治科に健康診断書を求めたが、見せてもらえなかったという。

 今年6月14日、王さんは酒泉刑務所まで不当に連行された。6月28日、家族は刑務所側から王さんが第4監獄区に拘禁されている通知書を受け取った。家族は知らせを受け取ってから2週間以内に面会に行った時、王さんの顔はすでに別人のように変わり、黒く痩せこけ、手足はすべて腫れていて、時々咳き込んでいた。王さんの後ろには2人の監視役がいた。王さんは第4監獄区に拘禁されてから、24時間体制で6人の監視役に交替で監視され、睡眠時間を減らされ、長時間立つ姿勢を強制されている。 

 面会後、家族は王さんのことを心配し、監獄政治科を訪ねた。応対した職員は「これらの現象は正常だ。すべての人に入所後に『軍事訓練』をするので、『訓練』を受けたからだ」と言った。家族は「『軍事訓練』は、立つ姿勢の強要と睡眠の剥奪も含むのですか?」と聞いた。すると、職員は言葉が出ず、「刑務所は拘禁されている人を虐待しない、違法な事をしない」という刑務所の規定を持ち出した。

 7月10日、家族は2回目の面会を刑務所に求めたところ拒否され、家に戻るしかなかった。 

 先月11日、家族は再度酒泉刑務所へに行き、面会を求めた際「『法輪功』などの敏感な話をしないように、さもなければ面会を終えさせる」と注意された。面会の全過程はすべて盗聴して録音された。そして、刑務所側から「王は6日前に第13監獄区(厳管監獄区)に移動したばかりで、一度健康診断をしたことがあるが『すべて正常だ』との知らせがあった」と言われた。 

 しかし、刑期満了で解放されたある人の話によると、王さんは7~8月までの2カ月以上、監禁室に監禁され、そこから出てすぐに第13監獄区に拘禁された。拘禁期間中、監視役に迫害された王さんは、睡眠をはく奪され、最後には心臓病を患った。 

 王さんは、西安冶金建築大学の成績優秀な学生で、法輪大法を修煉した後「真・善・忍」の内包と人生の意義が分かった。2000年、王さんは当校の大学院の入学試験に受かった。面接試験の時「法輪功を放棄すれば大学院に入ることができる」と言われた。王さんは「法輪功を修煉することは間違っていません、良い人になることはなおさら間違っていません」と答えた。こうして、王さんは勉強する機会を失った。2000年10月、西安でアルバイトをしていた王さんは、金昌市国保(国家安全保衛)大隊に金昌市まで不当に連行され、蘭州市平安台労働教養所で2年間、迫害された。

 2012年5月12日11時頃、金昌市国保(国家安全保衛)大隊の10数人の警官らは、町内の人員とぐるになり、家族を騙してドアを開けさせた。私服警官は入室して物をひっくり返した。その時、帰宅した王さんは10数人の警官を問い詰めたが、王さんと妻は連行され、家には15歳の子供が残された。そして、家にあったコンピュータ、プリンタなどを没収された。 

 今年3月7日、王さんの弁護士は法廷で無罪を弁護した。金川区裁判所は、王さんの弁護士の弁護を阻止したり、圧力を加えたりして、3月25日、王さんに対して懲役3年6カ月の不当判決を下した。 

 王さんは不当判決を不服とし、金昌市中級裁判所(高裁にあたる)に上訴し、北京の弁護士に弁護を依頼して公開裁判を申請したが、裁判所は公開する勇気がなく、6月5日、非公開で前回と同じ判決を下した。6月14日早朝6時、王さんは酒泉刑務所まで不当に連行された。 

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://big5.minghui.org/mh/articles/2013/9/29/280450.html)
 
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