湖南省の法輪功修煉者 不当判決に直面し路頭に迷う
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年10月23日】湖南省嘉禾(かか)県の法輪功修煉者・郭会生さんと妻の李菊梅さんは2009年8月6日、不当に連行された。そのわずか2カ月後、郭さんは迫害により死亡した。留置場に拘禁されていた李さんはその翌年10月、迫害されたため突然、大量出血し、重病のための一時出所を許可され、帰宅した。

 李さんは自宅で法輪功の修煉を続け、奇跡的に健康を取り戻した。それを見て、県政法委員会610弁公室を直轄する組織)のリーダー・李徳笑は李さんに再び迫害を加えようと企み、先月17日、裁判所に李さんに対する裁判を行うよう指示した。そこで、李さんは不正裁判を逃れるため、家を離れ、路頭に迷うことを余儀なくされた。

 李さんは小学校の教師で、法輪功を修煉する前は末期の癌患者で、あちこちの病院を訪ねて治療を受けたが、効果がなかったひどく絶望して、何度も自殺を図ったが、未遂に終わった。その後、李さんは幸いにも法輪功と出会い、法輪功を修煉してから病気がなくなり、健康になった。

郭会生さんと妻の李菊梅さん

 2009年7月6日、他の法輪功修煉者・肖四蘭さんが藍山県の公安局に連行され、県留置場に拘禁された。肖さんのことを知った郭さん、李さん夫婦は、局長・席小剛に電話し、手紙を書き、肖さんの無実を訴え、解放を求めた。その後、同年8月6日、県610弁公室と国安局(国家安全局)の警官4人が郭さんの家に不法侵入した。警官は家にいた郭さんの両腕を背中に回して固定し、地面に押し倒して殴打した。郭さんは頭、顔が血まみれになった。郭さんは強制的に連行され、妻の李さんも同日の夜に連行された。

 その後、夫婦ともに留置場に拘禁された。2カ月後の10月6日、郭さんは留置場で昏睡状態に陥り、県の人民病院に運ばれ、脳の手術を受けたが、12日に死亡した。

 夫が死亡した後も、李さんは引き続き拘禁された。

 2010年1月12日、県裁判所は李さんの親族に通知しない状況下で、李さんに対する裁判を行った。法廷で李さんは自ら無罪を弁護し、自らの体験で法輪功の素晴らしさ、健康を取り戻した事実を話した。それを聞いた裁判官は、裁判を中断し、閉廷した。

 同月18日、留置場に拘禁されていた李さんは突然、下半身から大量に出血して意識不明になり、県漢方医院に運ばれた。医者は「恐らく2、3カ月しか生きられないだろう」と言った。

 そこで、李さんは一時出所を許可され、家に帰った。

 2009年以来、李さんは拘禁された後、給料を支給されなかった。李さんは両親(80代)の扶養をしなければならないため、解放された後、何度も職場に行って復職を求めたが、県政法委のリーダー・李に「これからは法輪功の話をするな。元気になったというなら、留置場に連れ戻してやる」と脅した。

 今年7月、李さんは自ら受けた迫害の実態を「明慧ネット」で発表し、警官の悪行を暴露した。それを知った政法委の李は怒り出し、「李菊梅をもう一度裁判にかけてやる」と言った。また、リーダー・李は李さんに「お前が法輪功のことを人に言ったり、法輪功のチラシを配ったりしなければ、これまでの給料を支給するだけでなく、定年退職の手続きもしてやる」と言った。李さんは断固として、断った。

 9月16日、裁判長・黄建龍は、「明日の朝8時に裁判所に来い。裁判をする」と李さんに知らせた。黄建龍は「上からの指示で、李菊梅に実刑判決を言い渡さなければならない」と言った。

 そこで、李さんは不当な判決から逃れるため、路頭に迷うことを余儀なくされている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/24/280252.html)
 
関連文章