黒竜江省:刑期満了の教師 洗脳班に移送される
■ 印刷版
 

 【明慧日本2013年10月23日】黒竜江省の前進農場中学校の教師・蒋欣波さんは先月9日、ハルビン女子刑務所に4年間不当に拘禁され、刑期満了日となった。満了日の当日、蒋さんの夫、兄、親戚が刑務所へ蒋さんを迎えに行ったが、出所の手続きを終えても、蒋さんの姿はなかった。

 蒋さんの家族は蒋さんの帰りを待ち望んで4年、やっと一緒に過ごせる時間が戻ると思っていたが、思いもよらず、蒋さんは刑務所からそのまま青龍山農場洗脳班に移送されたという。蒋さんの姉は、この突然のショックにとても耐えられず、倒れてしまった。

 蒋さんの娘が先日、もうすぐ刑期満了となる蒋さんに「みんなよく時間が過ぎるのは早いと言っているけど、私にとって、この1460日はあまり長くて、何世紀も過きたように感じました。私はいつもいつも、ママの帰りを待ち望んでいます。ママにとても会いたいです。私はよく夢の中でママと会っています。ママ、パパ、私の3人が一緒にいて、楽しくて幸せそうに過ごしている夢をよく見ています」と手紙を書いて送った。

 2009年9月10日、蒋さんは街の人に、中国伝統文化の復興を目的とした「神韻公演」のDVDを配ったため、前進農場の警官によって公安局に連行された。当日の夜、蒋さんは建三江留置場に送られ、拘禁された。その後、警官は蒋さんに罪を着せるため、いわゆる証人を探し、証拠を捏造した。その数カ月後、当局の裁判所は蒋さんに対して、不当に開廷しようとした。

 開廷のことを知った家族は、弁護士を依頼した。裁判長は家族が弁護士を雇ったことを知り、わざと開廷日を延長した。その間に、警官らは蒋さんの夫に「弁護を辞退しろ」と脅し、さまざまな圧力をかけた。そのため、蒋さんは弁護士なしで裁判にかけられ、懲役4年の不当判決を宣告された。

 蒋さんはハルビン女子刑務所に収容され、各種の残酷な手段により迫害された。

 先月9日、蒋さんは刑期を終え、出所できたが、当日の午前、建三江の前進農場の政法委書記・李俊立(女性)、公安局局長・王利、610弁公室主任・石平ら8人の警官が、ハルビン市女子刑務所に駆けつけ、蒋さんを家族に会わせないまま、青龍山洗脳班に送り込んだという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/24/280248.html)
 
関連文章